Z空調の家ではリモコンの操作をするタイミングが少ないことも特徴の1つです
なぜかというと、冷房運転や暖房運転をおこなうときには基本的に24時間付けっぱなしにしてエアコン本体に室内の温度管理をしてもらうことがもっともエネルギー効率の高い運転になるからです
そのため室内がちょうどいい温度になったといても、リモコンでエアコンをつけたり消したりせずに基本的にはつけっぱなしにすることが電気代節約につながります
設定温度まで室温をあげたり、さげたりしているときがもっとも電気代がかかるからですね
この記事ではZ空調に使われるダイキン製の埋め込み式エアコンのリモコンを使用した運転切換などの操作方法を解説します
- Z空調の基本的な使い方
- ダイキン製のエアコンをリモコンで運転切換をする方法
- 風量調整をするよりも風量自動がおすすめな理由
- Z空調のランプが点滅している理由について
- 梅雨の季節などにカビが発生することはあるのか
Z空調に使用されているダイキン製のエアコンのリモコンは、単四電池2本使用してうごきます
設置されているエアコンの台数分のリモコンが標準で受け取ることができますが、1つのリモコンを2ヶ所で使用することも可能です
主にZ空調で使用することの多い運転モードは、夏に使用する冷房運転と冬に使用する暖房運転で両方とも風量自動に設定をして運転することがもっともエネルギー効率の高い運転方法になります
エネルギー効率の高い運転方法をして電気代を節約しながら、おうちの中を快適な空間にすることができるのがZ空調のおうちの魅力ですね
Z空調とは桧家住宅が考えた全館空調-基本的な使い方について
Z空調とは桧家住宅が考案した全館空調システムのことです
Z空調がどのような仕組みかというと、第一種換気と熱交換器を兼ね揃えている快適空間ココチEで外気を約80%室温に近づけた空気をエアコンで空調して第一種換気の強制的な空気の循環を利用してダクトで各部屋に空調を供給しています
ココチEはダクト内から床下までの空気の循環をになっていますので、メンテナンスなどの例外を除き基本的には24時間稼働する必要があります
エアコンは室内の温度が保たれている季節は停止しても問題ありませんが、運転をはじめたらつけたり消したりせずにつけっぱなしにすることが電気代を節約することのできる運転方法です
推奨されている設定温度は冷房が24~26℃暖房が21~23℃
Z空調に使用してるエアコンには5つ運転モードがありますが、原則的に推奨されている運転モードは冷房運転と暖房運転の2種類のみです
これはもっともエネルギー効率よく運転することができる運転モードだからですね
結露などの予防や絶対湿度が下がりすぎることを防ぐためにも、冷房運転と暖房運転ともに推奨されている設定温度を目安にリモコンを操作して温度設定をしましょう
夏に使用する冷房運転は原則として室温が24℃~26℃になることを目安に温度設定をしましょう
冷房の場合、推奨されている温度よりも低く設定してしまうと、ダクト内部や吹き出し口のルーバーが結露してしまう可能性があります
冷房で推奨されている設定温度でも暑く感じるときには除湿をすると体感温度が下がるので除湿機の利用を検討しましょう
冬に暖房運転をするときに推奨されている設定温度は室温が21℃~23℃になるように設定することです
暖房の場合、推奨されている設定温度よりも高く設定してしまうと、家全体の相対湿度がさがってしまい乾燥の原因になってしまいます
一般的に天気予報などで聞かれる湿度50%は、相対湿度と呼ばれる数字です。
空気中には気温ごとに水蒸気を含むことが出来る量の限界(飽和水蒸気量)が決まっていて、その限界までのうち何%含んでいるかを示しています。つまり、相対湿度は空気中に含まれる【水蒸気の割合】を表しています。
気温30℃と15℃の場合では、同じ相対湿度でも水蒸気量が変化することになります。
ウェザーニュースより引用
エアコンで室温を暖めるときには温度はあがるけど加湿をしない限り、相対湿度はさがってしまいます
湿度がさがるということは体感温度が下がってしまうということなので推奨されている設定温度でも肌寒いときには加湿する必要があります
エアコンは停止してもOKだがココチEは原則24時間運転すること
エアコンの必要のない季節はZ空調のエアコンに限り停止しても問題ありません
しかし、Z空調の心臓部ともいえるココチEという第一種換気と熱交換器を兼ね揃えている機器はメンテナンスなどの例外を除き24時間常に運転する必要があります
なぜかというと、快適空間ココチEは家全体に機器を利用してダクトから床下まで家全体の空気を循環しているものなので停止してしまうと家のなかの空気の流れが停止してしまうからです
室温に近づけながら換気をすることが得意なココチEの電気代は1時間あたり約2円程度で1日つけっぱなしにしても電気代は約50円程度なので快適に過ごすには許容できる範囲だと思います
部屋の扉は開けっ放しにすることで部屋の温度を均一に保ちやすくなる
Z空調の家は第一種換気の機器を利用して強制的に換気をする空気の流れを利用してエアコンで空調した空気を家全体に供給する仕組みです
そのためエアコンをつけている季節は平均的に温度を保つことを得意としています
しかし日当たりの良い部屋や日陰の部屋では温度差が生じてしまうため、空気の流れをよくするためにも部屋の扉は開けっ放しにすることを推奨されています
エアコンで設定した温度にすべての部屋がならないことはZ空調のデメリットですが、平均的に保てることはメリットです
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Z空調を運転切換する方法について
Z空調に使用しているエアコンには5つの運転モードがあります
エアコンのリモコンの蓋を下へスライドすると運転切換のボタンがあるので押すと以下の通りの順番に運転モードが切り替わります
ちなみにさらに蓋を下へスライドさせると単四電池を入れられるよ!
- 自動運転
- 除湿運転
- 【推奨】冷房運転
- 【推奨】暖房運転
- 送風運転
切り替えることのできるモードは5つありますが、普段エアコンを使用するときにおすすめされているのは冷房運転と暖房運転です
そのほかの運転モードは必要なタイミングがあったときには部分的に活用しましょう
使用することの多い運転モードから説明していくよ♪
Z空調で推奨してる冷房運転
Z空調で推奨されている運転モード1つ目は冷房運転です
主に初夏から夏の終わりまでは冷房運転をエアコンのフィルター掃除をするタイミングなどを除き24時間付けっぱなしにする運転方法です
エアコン掃除は2週間から1ヶ月に1回は掃除をしましょう
Z空調で冷房運転をするときに推奨されている設定温度は室温が24℃から26℃になるように設定することです
エアコンをリモコンで設定する設定温度と室内温度は異なることがありますので、温度計を確認することがおすすめされています
推奨されている設定温度よりも低く冷房運転をしてしまうとダクト内部や吹き出し口のルーバーが結露してしまう可能性があります
結露が発生するとカビが発生してしまう原因になってしまいますので、推奨温度はしっかり守りそれでも体感温度が暑い場合は除湿機の併用を検討しましょう
Z空調で推奨してる暖房運転
Z空調で推奨されている運転モード2つ目は暖房運転です
主に秋のおわりから冬の終わりまでは冷房運転をエアコンのフィルター掃除をするタイミングなどを除き24時間付けっぱなしにする運転方法です
春先の早朝が寒い季節も使用する場合は暖房の設定温度を19℃程度とすこし低めに設定しておくと朝の肌寒さを緩和することができます
暖房運転で推奨されている設定温度は21℃から23℃です
これは夏の冷房運転同様にエアコンの設定温度ではなく、室温が21℃から23℃になるように設定するということなので温度計で確認しましょう
設定温度よりも高く暖房運転をすると空気中に含むことのできる水分量が少なくなってしまいます
体感温度が寒いと感じる場合は設定温度を上げる前に加湿することを検討しましょう
10%湿度が高くなることで体感温度が1℃あがります
今はZ空調専用に桧家住宅が考案した極楽加湿というオート加湿システムもありますので、リフォームが必要なものではありますが乾燥が気になるかたは導入も検討しましょう
梅雨の季節におすすめ除湿運転
梅雨など雨が続く季節に使用したい運転方法が除湿運転です
Z空調に使用しているダイキン製のエアコンには除湿運転機能が備わっており、弱冷房除湿という方法で除湿することができます
弱冷房除湿は除湿方法のなかでも消費電力が少ない方法ですが除湿能力が低いことも特徴です
冷房運転をするよりも除湿運転をするほうが電気代が安くなると思われがちですが、名前の通り弱い冷房なので室温を下げることには向いていません
暑い季節に除湿運転を長時間続けてしまうと結露してしまったり、電気代が余計にかかってしまったりとあまりいいことはないのでおすすめできません
除湿運転は必要なタイミングのみおこない、効果的に使用しましょう
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内部クリーンモードに使用されてる送風運転
温めたり冷やしたりせずにエアコンで風のみを出して運転する運転方法です
わたしはこの運転方法はほとんど使用しませんが、冷房運転を停止したとき内部クリーンモードを設定してるとおこなわれるのが送風運転です
冷房運転のあとに内部クリーンで送風運転を推奨する理由は夏は高温多湿の空気を冷やしているので少なからずダクトや吹き出し口が結露してしまうこともあります
エアコンを停止するときにはダクト内部や吹き出し口を乾かすためにも冷房運転のときには内部クリーンモードを設定しておいて送風運転をしましょう
自動運転
最後にZ空調のエアコンで設定できる運転モードが自動運転です
自動運転に設定をすると、運転を始めたときの室温よりも5℃上げたり下げたりする設定ができるモードで冷房も暖房もできる運転方法です
しかしこの運転方法はZ空調では推奨されていないので、冷房運転または暖房運転を設定することをおすすめします
Z空調のエアコンで風量自動が推奨されている理由
Z空調の運転モードの自動運転は推奨されていませんが、風量自動は推奨しています
なぜ風量自動にして運転が推奨されているのかというと、エアコンの電気代が高くなってしまうタイミングは室温を設定温度に近づけている間だからです
もし設定温度に近づけている間に風量を弱くして運転してしまうと、設定温度までたどり着くまでに時間がかかってしまい余計に電気代がかかってしまいます
風量自動にすれば設定温度まで上げるときは風量を強くしてくれたりエアコンが調整してくれるよ♪
風量自動にしているとエアコンが急に風が強くなったりして音がうるさくなってしまうこともありますが、エアコンに運転をお任せすることをおすすめします
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ダイキンのエアコンの運転ランプが点滅してるときの対処方法
Z空調に使用しているダイキン製埋め込み式エアコンには写真の赤枠部分に運転ランプと温度センサーがあります
正常にエアコンが運転しているときは運転ランプは点灯している状態なのですが、異常がおこったときには運転ランプを点滅させて知らせてくれます
もしも運転ランプが点滅していたらエアコンが停止していると考えてください
エアコンが異常をおこしてしまうタイミングとしては台風やゲリラ豪雨などで雷が落ちて停電してしまうときがあげられます
停電時にエアコンが運転していた場合は電気が復帰したとしても運転しなおさないとエアコンは運転しないので、リモコンを使用して運転しなおしましょう
それでもエアコンが動かないときは故障の可能性があります
エラーコードの調べ方については下の記事でまとめていますので、参考にしてください
Z空調の家はカビが発生しやすい環境なのか
Z空調の家はカビが発生しにくい環境といえます
その理由は、快適空間ココチEが第一種換気なので家全体の換気を強制的におこなってくれるからです
強制的な換気というのはHE1EV1という協立エアテック製の機器を利用して24時間メンテナンスのタイミングなどのときを除き運転し続ける必要があります
これを停止したままにしてしまうと床下やダクト内部の空気の流れが止まってしまいカビなどが発生してしまう原因になるので注意しましょう
また室内の湿度が70%を超えてしまっている場合はカビが好む環境なので、もし70%以上のときにはエアコンで除湿運転をしたり除湿器を併用したりしましょう
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