Z空調の家は梅雨や夏の季節に湿度が高くなるのか?

Z空調は湿度高いのかアイキャッチ

Z空調の家は冬に乾燥しやすいというのはよく言われていますが、そもそも日本の冬は低温低湿の気候なのでエアコンで家全体を空調しているZ空調は仕方のないことです

逆に夏は高温多湿の気候になりますが、室内の湿度はどうなるのか気になるかたもいるのではないのでしょうか?

実は梅雨の季節には外気温が涼しい傾向にあるのでZ空調のエアコンを停止して、快適空間ココチEのみが運転している状態になってることが多いので室内の湿度は高い傾向にあります

夏にはエアコンで冷房運転をしているので、湿度は落ち着きますが湿度計をとりつけて70%を超えているのであれば除湿器を併用することをおすすめします

この記事でわかること
  • Z空調の室内の湿度はどのくらいなのか
  • Z空調の除湿機能と設定方法
  • 除湿機能とダクト内部のカビの関係性について
  • Z空調のエアコンをつけたり消したりするのと除湿運転どちらがいい?

わたしたちが住むのは埼玉なのですが、日本で1番晴れの日が多い県と言われています

そんな埼玉でも梅雨の季節には雨の日が続き、ココチEだけを運転している状態だと湿度が85%を超えてしまうこともありました

Z空調のエアコンには除湿運転機能もついているので、温度は涼しいけど湿度が高いときには少し肌寒くはなりますが除湿機能を活用すると良いでしょう

しかし除湿運転を使用していて外気温が高いと室内機と室外機をつないでいる冷媒管が温度差で相対湿度が上がってしまい結露して各部屋にある吹き出し口が結露してしまうことがあります

できることなら除湿器を1台所持しておくと梅雨の季節も安心して過ごすことができますね

おしながき

Z空調の家は季節によって湿度が大きく変化する

Z空調の家は冬に乾燥しやすいので加湿器が必須とはよく言われていますが、梅雨のような雨の続く季節や高温多湿である夏には湿度が高くなってしまうのはご存知でしょうか

これは相対湿度と日本の気候が関係していて、温度が高いということは空気中に水分が含みやすいということを意味しています

なんと夏の30℃超えの気温のときには冬の空気中の水分よりも5~7倍もの水分を空気中に気化させた状態で保つことができるんです

夫氏

冬よりも夏のほうが空気がまとわりつく感覚があるのは水分を多く含んでいるからなんだね

わたしたちが住む地域は関東ですが、夏は70~75%前後の湿度になり梅雨の季節の湿度は85%近くになることもあります

夏は冬よりも5倍以上の水分を空気中に含んでいて湿度が高い

夏の気候は、高温多湿で30℃以上の温度に75%もの湿度が相まって蒸し暑くて不快に感じてしまいます

あなたは室内の湿度計が50%をさしているとき、冬と夏では感じかたが違うという経験をしたことはないでしょうか?

わたしたちが一般的に湿度と呼んでいるものは絶対湿度ではなく、相対湿度のことです

相対湿度とは、空気中に含むことのできる水分MAXの状態を100%として、どのくらいの水分が空気中に含まれているかというものです

どういうことかというと、したの図解のように同じ水分量でも温度が変化するだけで相対湿度は変化するということです

結露の仕組みの図解
温度変化で湿度として気体を保てなくなると水滴に変化する

図解では水分が気体として入れる場所を箱で表現しましたが、ネットで調べたときにわかりやすい表現をみかけたので引用します

温度15℃のときは、座席数が20席あり10人が座っているとしましょう。1人を0.001kgとした場合、『絶対湿度』は0.010kg/kgで、『相対湿度』は 50%。温度25℃になると座席数が25席に増えます。座っている人は10人とすると、『絶対湿度』は先ほどと変わらず、 0.010kg/kgです。しかし、全体の座席数が増えたので『相対湿度』は40%に下がります

tenki.kpより引用
みみたろ

温度があがると湿度として座れる水分の席が増えるから結果的に同じ水分量なのに湿度が下がったということですね

この現象が夏と冬の湿度の体感の違いであり、夏の室内の湿度は55~65%が快適と感じる湿度といわれています

冷房運転中は除湿されるが温度を保つため運転時間が短い

Z空調の家は湿度が高くなりやすい理由の1は、Z空調の家の気密性と断熱性にあります

Z空調の家はアクアフォームが採用されていて、夏も冬も一定の温度を保つことを得意としている特徴がありエアコンのエネルギー効率が高いので全館空調しているエアコンの電気代としては安いです

これはエアコンで室内を冷房運転したときの温度を保つことができているからなのですが、冷房運転する時間が少ないということはエアコンで除湿するタイミングが少ないということです

みみたろ夫婦

除湿運転は除湿するための運転だけど、冷房運転は温度を下げるためだから設定温度に到達すると停止するよ

Z空調の使い方ガイドのQ&Aにもこのような記載がありました

日本の夏は空気中の水分量が冬の5~7倍と多く何もしなくとも高温で多湿状態です。さらに屋内は冷房により室温が下がりますので相対湿度が高くなります。特に高気密・高断熱住宅はその性能の高さで室温が保たれていますのでエアコンの稼働時間が短く除湿効果も限られます。湿度が気になるときは除湿器の併用をお勧めします。

Z空調の使い方ガイド18ページより引用

サーキュレーター・除湿器の併用がおすすめ

上記のZ空調の使い方ガイドにも書いてあったとおり、湿度が気になるときは公式も除湿器の併用をおすすめしています

これは冷房で室温を下げるということは空気中に含むことのできる水分量が下がってしまうということで必然的に同じ水分量だとしたら入れ物の箱だけが小さくなってしまうので相対湿度は高くなってしまうからです

夫氏

温度を下げることで相対湿度はあがってしまうから体感温度としては温度が全てではないですね

Z空調のエアコンで推奨されている冷房運転の設定温度は25~27℃と記載されています

これはエアコン本体の設定温度ではなく室温で25~27℃ということですので、室温を確認しながら冷房運転をしてくださいね

ちなみにエアコン本体は18℃から32℃まで冷房運転の設定が可能ですが、気温や湿度が高い日に低すぎる設定温度にすると結露が発生することもあります

外気温や湿度び高い日に、室温24℃以下(又は除湿運転)で使用すると、吹き出し口・ダクト等に温度差による結露が発生する場合があります。その場合は推奨温度でご使用ください。

Z空調の使い方ガイド3ページより引用

温度を下げるということは空気中の水分が気体を保つことができずに水滴となってしまうので起こる現象です

例えば除湿器を併用して15%湿度を下げれば体感温度を1℃下げることができたり、サーキュレーターを併用することで高めの温度設定でも冷房効率があがり体感温度をさげたりすることができます

Z空調の除湿運転機能で採用されてる弱冷房除湿とは

Z空調で使用しているダイキン製の埋め込み式エアコンには除湿機能があります

ダイキン製の埋め込み式エアコンの除湿方法は弱冷房除湿を採用しており、除湿量としては控えめですが室温を少し下げながら電気代は安く除湿することができます

除湿運転でも室温は下がってしまうので、室温が高い状態で除湿機能を活用してそのあと推奨されている温度を基準とした温度設定で冷房運転に戻しましょう

弱冷房除湿は電気代は安いが除湿量が控えめ

除湿には3種類の方法があります。消費電力が高い順に並べます

除湿機能の種類
  • 再熱除湿
  • 冷房
  • 弱冷房除湿

Z空調で使用しているダイキン製の埋め込み式エアコンでは、もっとも電気代が安いが除湿機能は控えめである弱冷房除湿が採用されています

冷房運転でも除湿することはできますが、除湿は湿度を下げるための機能で冷房は温度を下げるための機能です

もし冷房運転で設定している設定温度に到達する前に除湿できていなかったとしても温度を下げてしまえば冷房運転は一時停止をしてしまます

エアコンで除湿をしたい場合は、冷房運転で冷やす前に除湿運転をしましょう

みみたろ

もっとも省エネで除湿量も控えめなので長時間運転に向いている除湿方法です

部屋の温度も下げたい場合は、除湿運転で室内の湿度を下げるのは非効率的です

湿度がある程度下がったあとは冷房運転にして風量自動にすることで設定温度をエネルギー効率よく保つことをお任せすることができます

冷房弱冷房除湿再熱除湿
除湿量とても多い控えめ多い
部屋の温度下がる少し下がるほぼ下がらない
消費電力普通少ない高い
3種類の除湿方法の除湿量・温度・消費電力の比較

温度が高い真夏に除湿運転し続けるのは冷房運転よりも電気代が割高

除湿運転のなかでは弱冷房除湿が電気代が安いとお話しましたが、室温を少しだけ下げたいという理由で除湿運転をすることは節電としては好ましくありません

エネルギー効率よく冷房運転をするためには、風量自動にすることで設定温度まで到達するまでは力強く冷たい風を出しながら室内を冷やして設定温度に近づけます

エアコンの温度センサーが設定温度に近づいたら弱めに運転したり停止したりをエアコンが自動で繰り返すことで冷房運転を効率よくおこなえるのです

しかし除湿運転で真夏を過ごしていると冷やす力よりも外気温に引っ張られる力のほうが強くなってしまい一向に設定温度に近づくことができず室温を安定することができなくなってしまい結果的に電気代が高くなってしまいます

みみたろ夫婦

湿度を下げたいのか、温度を下げたいのかその時の状況をみてはっきりさせよう!

Z空調のエアコンで除湿運転を設定する方法

ダイキン製の埋め込み式エアコンのリモコンの蓋を下にスライドさせると左上の赤枠部分に運転切換というボタンがあります

こちらのボタンを押すと、冷房・暖房・送風・自動・除湿という5種類の選択肢が順番に液晶に現れます

液晶に除湿と記載があった時に運転切換ボタンを押すのを止めましょう

運転開始時の室内温度を基準としてー3℃まで下げながら控えめではありますが、除湿をしてくれます

みみたろ夫婦

湿度が安定したら除湿運転はやめて冷房運転に切り替えておきましょう

また除湿運転や冷房運転は結露する可能性が高いので、エアコンを停止したときに自動で2時間送風運転してダクトやエアコンを乾燥させるために内部クリーンモードを設定しておきましょう

外気温が高いとき除湿運転をし続けるとダクトが結露することもある

施工中のZ空調ダクト

梅雨の季節など温度は高くないけど湿度が高いときに長時間除湿運転することは特に問題ないのですが、弱冷房除湿は除湿できる水分量が少ないというデメリットがあります

除湿量がエアコンの除湿運転だけでは足りないと思うときが来たら、除湿器を併用することをおすすめします

また温度が高いときに除湿運転をすると、温度が下がることで相対湿度が上がってしまうことがあります

そうすると冷媒管などが結露してしまい、ダクトや吹き出し口などが結露することもあるので様子をみながら活用しましょう

対策としては暑いときには除湿運転は湿度が下がるまでにすることです

湿度が下がった後には冷房運転に変更して設定温度を低すぎないようにして、相対湿度が上がりすぎないようにしたり設定温度が高くても冷房効率が上がるようにサーキュレーターを併用しましょう

湿度が高い状態で温度を下げてしまうと結露が発生する可能性がある

外の気温が高くて湿度が高いときに除湿運転や室温が24℃以下になるような冷房運転の設定温度にしてしまうと室内機と室外機をつなぐ冷媒管などが結露してしまうことがあります

結露に気付いた時には冷房運転に戻して、推奨されている25~27℃を目安にした設定温度で運転しましょう

また吹き出し口のルーバーの方向も下向き(冬の暖房の向き)にしてしまうと、ルーバーが冷えてしまい結露してしまうことがあるので空気が流れにルーバーが抵抗にならない天井に沿った向きにしましょう

除湿器・サーキュレーターを併用すると結露の心配を解消できる

冷房運転でエアコンの設定温度を低く設定してしまうと、低くなるほど空気中に含むことができる水分量が少なくなってしまうので相対湿度が上がってしまいます

推奨されている設定温度でも暑いと感じる場合は体感温度を下げることを考える必要があります

体感温度を下げるためには、除湿器を併用して湿度をさげることで体感温度を下げることもおすすめです

湿度がいまよりも15%下げられたら体感温度は1℃下がって感じることができますし、湿度を下げるということはカビの発生の予防にもつながります

みみたろ夫婦

カビは相対湿度が70%以上あると発生の条件をクリアしてしまいます

相対湿度を下げることのほかにも、サーキュレーターや扇風機を併用することで空気を物理的に循環させることができるので冷房効率がるのでおすすめです

特に日当たりのある部屋で熱がこもってしまっているような状態には扇風機は必須ですね

お風呂の扉はしっかりと閉めて換気することも大切

湿度の話として忘れてはいけないことなのですが、室内でもっとも湿度を含んでいる空気がある空間は浴室です

冬の乾燥対策としてお風呂の扉を開けっ放しにすることは有効なのですが、夏は浴室の扉を開けっ放しにすることはNGです

入浴後は浴室の扉をしめて、お風呂に備え付けられている換気扇を活用して浴室内を換気しましょう

浴室とトイレの換気扇は独立しているものなので、Z空調の空気の流れに扉を閉めている間は干渉しません

Z空調のエアコンはつけたり消したりはせず高めの温度設定で運転する

Z空調の家は温度を保つことが得意なので、冷房運転で室内が快適な温度になったからと停止してしまうかたもいますが、エネルギー効率の高いエアコンの節電効果の妨げになってしまいます

例えば共働きで昼間は誰もいない状態である場合はエアコンを停止しても良いですが、停止して暑くなったからと30分後には再度リモコンで運転ボタンを押したりすることは電気代を高くしてしまう要因になります

冷房運転をエネルギー効率高く運転したいのであれば冷房運転で風量自動を洗濯してエアコンの運転をお任せするスタイルがおすすめです

梅雨の季節で湿度だけが気になるという時には、除湿運転を部分的に活用しても良いですが結露する可能性はあります

できることであればココチEのみを運転させて除湿器を使用するのが寒くなったりもしなくて快適な方法だと感じています

みみたろ夫婦
Z空調の平屋暮らし
2021年7月から「パパまるハウス」で建てたオール電化の25坪平屋で片田舎暮らしをしている節約夫婦

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コメント一覧 (2件)

  • 失礼します、今年1月に新築したものです、ヒノキヤではなくパパまるなので少しちがうかもしれませんが^_^;(間取り等)。
    湿気が凄いです、多分…、常に60越えです、酷いと80近く行きます、山形なのですが冷房設定で25ですね…それと暑く感じてきたら除湿?にしてます。
    ダイキンさんに問い合わせたところエアコンの除湿機能はさらら除湿(ハイブリッド除湿)と言われたのですが…どちらが正しいんでしょう(;゚д゚)

  • わたしたちもパパまるハウスで家を建てたので同じかなと思います
    去年の梅雨はたしかに80%を超えることもあったのですが、今年はそういうことはなかったですね。
    ちなみに埼玉県に現在住んでいて、いまの湿度は除湿器を使用しないで60%なので似たような環境かもしれないですね

    もしかしたらわたしたちよりも後に家を建てているので、エアコンの性能があがってハイブリッド除湿になったのでしょうか
    家を建てたときの説明書にダイキン製エアコンの説明書も入っていると思うので確認してみることをおすすめします
    エアコンの除湿機能を多用に使用するとエアコン本体やダクトが結露してしまう可能性が高いのであまり推奨できません

    もしも湿度がどうしても気になるという場合には、除湿器を併用するほかに冷凍したペットボトルを部屋に置いておくという方法があります
    ペットボトルが結露しているのは空気中の水分が冷えて液化したものなので、物理的に除湿することができますよ

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おしながき