先日とある記事にZ空調の機器の1つである快適空間ココチEに対してのデメリットの参考意見をいただきました
そのなかの1つである熱交換器についてスポットをあてて、関東在住の平屋の場合についてお話していきたいと思います
コメントを頂いた方は寒冷地仕様の家に住んでいるみたいなので違いがある可能性がありますが、寒冷地仕様ではない場合の熱交換器の周辺を夫氏に撮影してきてもらったので一緒に写真を見ていきましょう
ぼくたちが住んでいる平屋では床下に熱交換器があるので、がんばって潜ってきました!
床下にある熱交換器の周辺がどうなってるのか気になるけど、なかなか覗きに行くことが難しいと思っている人におすすめな記事になっています
- 快適空間ココチEの協立エアテック製の熱交換器(HE1EV1)について
- 床下にある熱交換器の周辺がどうなっているのか
- 快適空間ココチEのフィルター掃除をする場所について
そもそもココチEとは、熱交換と給気と排気を強制的に機械でおこなうことができる第一種換気システムのことです
このココチEの心臓である熱交換器には外気が直接吸気されるのですが、その前に防虫ネットとエアフィルターが備えられたエアフィルターを通します
1度フィルターを通した空気は、熱交換器へむかうのですがそのときにフィルターのような居住している人がメンテナンスをおこなう場所があるのか実際に熱交換器の周辺を確認して撮影してきました
結論からいうと、熱交換器とエアフィルターをつなぐダクトは直接とりつけられておりフィルター掃除ができるような作りではないと感じました
今回は写真を多めに撮影しているため少し長くなってしまいますが、パパまるハウスで家を建てたりするときにはZ空調を採用しなくても快適空間ココチEは標準装備でつくものなので参考になるかと思います
そもそも快適空間ココチEとはどのような機器?
快適空間ココチEとは、協立エアテック製の熱交換器を使用して外の空気を室温に近づけてから室内に取り入れてくれる機器のことです
快適空間ココチEでは協立エアテック製の熱交換器を使用していて、機械に外の空気が入る前にフィルターボックスを通して外から侵入した小さな虫やホコリなどの侵入を防いでいます
どうやってフィルターボックス内部で侵入した小さな虫やホコリを排除しているのかというと構造は単純で、防虫ネットをとおしてからさらにエアフィルターを通すという方法です
上の画像左側には防虫ネットがあり、防虫ネットの先にはくの字型のフィルターが付いているのがわかると思います
外から取り入れた空気はこの写真だと左から右へすすんで室内に取り入れられるんです
この時点ではまだ熱交換する前だから、外の空気そのものが流れています
このフィルターボックス内部は月に1度は掃除メンテナンスをする必要があります。掃除方法などについては記事の最後のほうで解説しますので少々お待ちください
快適空間ココチEの本体について詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください
\ 快適空間ココチEの詳細記事 /
快適空間ココチE本体はどうやって床下に設置されているのか
それでは今回の本題に入りましょう。快適空間ココチEは基本的に足元に掃除の必要があるフィルターボックスを設置していることが特徴です
上の画像のようにフィルターボックスを通してから換気ユニット(熱交換器)を通る仕組みだよ!
Z空調を取り付けている家庭の場合は換気ユニットを通してからエアコンで空調して、各部屋の吹き出し口に供給します
それでは、今回はこの画像でいう換気ユニット(熱交換器)は床下でどうなっているのか写真で見ていきましょう
床下なので明かりをもって撮影しましたが、少し画像が見にくいかもしれませんがご了承ください
- フィルターボックスを床下から外装がみれるところ
- フィルターボックスから熱交換器へ空気を供給してるダクトの接続口
- 熱交換器本体(HE1EV1)の側面と天井
寒冷地ではない家庭の場合には床下に熱交換器が設置されているので、おそらくZ空調の家に住んでるけど床下まで見たことない人も少なからずいるのではないのでしょうか
気になる方もいると思うので、夫氏に一生懸命撮影してもらった写真を一緒にみていきましょう!
ココチEのメンテナンス部分を床下からみた写真
最初にもお伝えしましたが、快適空間ココチEには月に1回掃除をする必要のあるフィルターと防虫ネットが入っているフィルターボックスがあります
フィルターボックスの箱は発泡スチロールで簡易的に作られており、その外装は上の写真のようになっています
全体がわかるように下がって撮影してみました!
フィルターボックスである発泡スチロールに穴をあけて、ダクトを通していることがわかりますね
それでは、もっとズームして撮影したものもみてみましょう
矢印が書かれており、空気の流れがわかるような作りになっています
発泡スチロールとダクトはマスクのような不織布で接着されているようでした
ここまで真面目にみたのは正直初めてだったのですが、こうやって改めて確認してみると結構簡単な作りだななんて思ったりもしますね
フィルターボックスとココチEをつなげているダクトの接続部分
続いてこちらの写真が快適空間ココチEの熱交換器(HE1EV1)とダクトをつないでいる接続部分です
先ほどのフィルターボックスと同様に、発泡スチロールとダクトを不織布でつないでいるような作りになっています
ちなみに余談なのですが、外にある水道に水を供給するために写真左側にあるホースでキッチンの水道管とつながっているみたいでした
写真でみると普通のホースに見えますが、かなり丈夫なホースを使用していましたよ
話がそれてしまいましたが、つなぎ目部分をもう少しアップに撮影したものも見てみましょう
写真手前の2つダクトが連結しているほうが室内に供給されるほうのダクトで、写真の奥に暗いかもしれませんが1本つながっているダクトは室内の空気を熱交換器を通して排出するためのダクトです
室内の空気を排出するために床にガラリというメッシュ状の床があり、そこから外に排出するための空気を排気吸込み口のついたダクトで吸い上げます
ガラリとダクトはつながっているわけではなく、床下に空気の流れをつくっています
なぜ床下に空気の流れを作っているのかというと、床下の木材やアクアフォームへのシロアリ対策のためです
空気の流れを作ることで、シロアリが嫌がるような環境を作ることができるのです
\ ルームガラリについて詳細を知りたい方はこちらの記事 /
協立エアテックのHE1EV1本体の側面と天井
続いてこちらの写真は熱交換器本体(HE1EV1)です。快適空間ココチEの心臓部分といっても過言ではないですね
熱交換器の側面には、ダクト以外にも電源をとるためのコードやスイッチなどさまざまなものがくっついています
そこでとある部分を発見しました
静圧測定口と書かれている部分です。わたしたちは静圧測定というものを知らなかったので、少し調べてみました
静圧(Static Pressure)
自動車のタイヤやゴム風船のように、空気が静止した状態で周囲を押す力のことをいいます。例えば水鉄砲などで、ピストンされて水圧が高くなり、小さな穴があれば水が勢いよく飛び出しますが、この状態における水のもつ圧力を空気に例えれば静圧になります
三菱全熱交換形換気機器ロナスイ技術資料より引用
ようするに、機器にたまっている状態の空気の圧力ということですね
逆にダクトのなかのように空気が流れている状態の部分は動圧ですよ!
それでは続いて違う写真もみていきましょう
この写真に写っているのは、熱交換器本体のスイッチと熱交換器のレベルを調整するところです
この周辺は動かす必要はないので、触ってはいけないですよ
普段フィルターボックスを掃除したりするときに熱交換器を停止したい場合には、室内の壁に快適空間ココチEの運転スイッチがありますのでそちらで操作することができます
\ 快適空間ココチEの運転の切換方法はこちらの記事 /
ちなみにどのようなスイッチがあるのかというと、ズームにした写真があるのでこちらを参考にしてください
続いて外気をフィルターボックスを通してから熱交換器につなぐダクトの写真をみていきましょう
この写真はちょうどフィルターボックスを通過した空気を熱交換器へ送り込むためのダクトです
今回コメントにいただいた内容は、説明書に記載されていないけど熱交換器内のフィルターも掃除が必要だというお話だったのですが確認してみた限りフィルターが付いていそうな箇所は確認できませんでした
分解が必要なフィルター掃除なのであれば、場所も悪いですし自力でおこなうのは難しいと思います
作りも簡易的なものなので、分解して発泡スチロールなどを破壊してしまうようなことがおこってしまうのが怖いのでこれ以上は詮索しないことにしようと思います
たしかに構造上的にはプラスドライバーで外すことのできるネジで固定されているので中身が気になるんですけどね
構造的に10年が耐久年数だと記載もありますし、もしも故障したときにまだこのブログを運営していれば分解してみた画像を載せたいと思っています
快適空間ココチEのフィルターボックス掃除方法
さいごに快適空間ココチEのフィルターボックスについてお話をしようと思います
今回の記事をみて、外から吸い上げた空気をフィルターボックスに1度通してから熱交換器(HE1EV1)に空気を一度入れてから空調することがわかったと思います
そのフィルターボックスの内部は月に1回掃除メンテナンスをおこなう必要があります
フィルターボックスの掃除はそこまで大変ではないよ!
快適空間ココチEのフィルターボックスの掃除手順は以下の通りです
- ココチEのスイッチを切る(赤いランプが消灯)
- 床下のメンテナンスするフィルターボックスの蓋を開ける
- 防虫ネットとフィルターを取り外す
- 掃除機でフィルターボックス内部とフィルターを直接吸い取る
- 防虫ネットを水洗いまたは掃除機で吸い取る
- 防虫ネット・フィルター・蓋をフィルターボックスへ元に戻す
- ココチEの電源を入れる(赤く点灯)
注意点としては、熱交換器のスイッチを停止してからじゃないとフィルターボックスのフィルターを掃除して外している間も土埃や虫などを空気と一緒に吸いあげてしまうことです
必ずフィルターボックスを掃除するときは24時間換気スイッチを停止してからおこないましょう
下の記事では快適空間ココチEのフィルターボックスの掃除方法を写真付きで掲載しているので、気になる方は参考にしてください
\ ココチEのフィルターボックス内部の掃除方法 /
快適空間ココチE本体のフィルターについてのまとめ
今回は当ブログにコメントをくれた方がいたことにより、記事にしようと思ったものなのでブログにコメントをくれた方にはとても感謝をしております
ささいなことでもコメントをくれると嬉しいです!
ただ、今回わたしたちが住んでいるのは寒冷地ではなく関東の一般地域に分類される地域なので寒冷地の場合はもしかしたら熱交換器の本体も違うものを使用している可能性があります
寒冷地の場合に関しての詳細や写真などを提供してもいいという方がもし名乗り出ていただけるのであればお手紙のマークがついているボタンや下のリンクからを押してお問い合わせのメッセージから連絡を頂けると幸いです
話は少しそれてしまいましたが、ココチEのフィルター掃除をするときには基本的にフィルターボックス内部の掃除をこまめにおこなえば問題ないと思います
一般地域と寒冷地で違いがある可能性が高いので、詳しくは住宅メーカーの方に相談してみてください
- ココチEは外の空気を室温に近づける熱交換をしてくれる機器だということ
- 熱交換器本体にはダクトが直接つながれており、フィルターのような部分は見当たらなかった
- 熱交換器に外気が入る前に通すフィルターボックス内部は月1回の掃除メンテナンスが必要
快適空間ココチEは外気を室温に近づける熱交換をおこなう換気システム
快適空間ココチEとは、熱交換器を通して約80%外気を室温に近づけてから取り入れて吸気と排出をおこなってくれる第一種換気システムのことです
熱交換をしてから室内に空気を取り入れてくれるので、エアコンが空調するときの負担も軽減されてZ空調もエネルギー効率を高く運転できることが特徴です
フィルターボックスで防虫ネットとエアフィルターを通してから熱交換器に空気を通す作りになっており、フィルターボックス内部は月に1回掃除メンテナンスをおこなう必要があります
HE1EV1は直接ダクトがつながれフィルターは見つけられなかった
今回床下にもぐり、熱交換器(HE1EV1)の周辺を見渡しましたが、本体とダクトは直接つながれているような構造になっているためフィルター掃除をするような簡単に外せるような箇所は見つけられませんでした
床下に関しても簡単に移動できるようなスペースはないため、おそらく普段はこのような場所を覗いたり、簡単に熱交換器の強さや本体スイッチを停止できないようにするためだと考えられます
結論としては、定期的にフィルターボックス内部の防虫ネットやフィルター掃除をおこないフィルターや防虫ネットに欠損がある場合には速やかに交換をおこなうことがもっとも現実的に有効な手段だと思います
フィルターや防虫ネットの替えや交換をするための消耗品などはヤフーショッピングのヒノキヤネットで購入が可能なので必要な方は下のリンクをクリックして購入することをおすすめいたします
防虫ネット・エアフィルターの購入はこちらからフィルターボックス内部の掃除メンテナンスは月に1回おこなう必要がある
外気を直接吸い上げた空気がフィルターボックスに入っているため、吸気口の金属メッシュを通過してしまった小さな虫や土埃などがフィルターボックス内部に溜まってしまいます
そのためフィルターボックス内部の防虫ネットやエアフィルターの掃除をしたり、破れてしまったりして役割をはたしていなかったりしないか掃除・メンテナンスを月に1回おこなう必要があるのです
フィルターボックスは基本的に床下に設置されており、簡単に掃除機などを使用して掃除できるようになっています
定期的に掃除することは少し面倒かもしれないですが、掃除をおこなう日にちを決めて忘れずにおこなえるような習慣をつけられるといいですね
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