Z空調とは3つのもので成り立っている仕組みです
- ダイキン製の埋め込み式エアコン
- 第一種換気の快適空間ココチE
- 空調した空気を各部屋へ運ぶダクト
外から取り入れる空気を室温に80%近づけてから取り入れ、取り入れた空気の流れと一緒にエアコンで空調した空気をダクトを通して各部屋に流すことで部屋全体を空調するのがZ空調の仕組みです
ココチEとエアコンは独立している機器でエアコンのみを停止することはできますが、ココチEは原則運転を停止させてはいけません
ココチEを停止させてしまうと部屋全体の空気の流れが停止してしまうので床下やダクト内が湿度が溜ってしまい、カビが発生してしまう可能性が高くなってしまいます
- Z空調の仕組みについて
- ココチEに取り付け可能な高性能フィルター
- Z空調のダクトが取り付けられていない部屋があるのか
- Z空調はつけたり消したりしてもいいのか
- エアコン・ココチEの寿命はどのくらいなのか
このような内容を紹介していきたいと思います!
Z空調の仕組みは3つの仕組みで成り立っている
全館空調の1つであるZ空調は3つの仕組みから成り立っています
- 協立エアテック製のココチE
- ダイキン製の埋め込み式エアコン
- 桧家住宅が配置を考えたダクト
外から取り入れる空気を室温に80%近づけてから取り入れ、取り入れた空気の流れと一緒にエアコンで空調した空気をダクトを通して各部屋に流すことで部屋全体を空調するのがZ空調の仕組みです
これら3つの仕組みが揃わなかった場合、完成することはできなかったと桧家住宅の近藤社長がYouTubeで話をしていました
Z空調に使われている3つの仕組みを1つずつ解説していきます
協立エアテック製の快適空間ココチE
Z空調の仕組み1つ目は協立エアテック製の快適空間ココチEです
快適空間ココチEとは第一種換気システムのことで、窓を開けなくても24時間常に室温に約80%近づけてから取り入れることができます
エアコンを付けているときはもちろん、エアコンを停止したときもココチEは運転し続ける必要があります
ココチEを停止してしまうと各部屋につながっているダクトから床下までの空気の流れが止まってしまい、湿度が溜ってしまいカビが発生する可能性があるので注意しましょう
ココチEを停止するときは、メンテナンスしたり害虫の駆除剤を撒いたりするときだけ停止しましょう
床下にはココチEで外気を取り入れたときに小さな虫が入ってしまうので、メンテナンス部分を定期的に掃除する必要があります
ココチEの本体やメンテナンス部分は床下に収納されており、床ガラリを通して床下に室内とほぼ変わらない温度の空気を循環させています
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ダイキン製の埋め込み式エアコン
Z空調の仕組み2つ目はダイキン製の埋め込み式エアコンです。少ないエアコンの台数で空調した空気をダクトを通して、各部屋を空調しています
ダイキン製の埋め込み式エアコンはパパまるハウスで建てた場合、有料オプションとなり家の大きさによってエアコンの台数は前後します
我が家は25坪の平屋でエアコンは2台あります!
エアコンで空調した空気はエアコン本体に繋がっているダクトを通して各部屋へ空調した空気を供給しています。台数は少ないけど少ない台数でも部屋全体を空調することができる能力を持っています
エアコンは天井に埋め込まれているので、脚立を使用しないとエアコンのフィルターを掃除することができないので1つ脚立を持っておくことをおすすめします
少ない台数のエアコンで空調をしているので部屋全体の温度設定を細かくすることができないというデメリットがありますが、室内は全体的に温度が均一になっているのでお風呂上りや深夜にトイレにいっても極端な温度差を感じることはないということが特徴です
我が家の場合日当たりが良いので冬は凄く温かいのですが、夏は冷房運転をしていてもエアコン本体がある部屋の温度が低くても日差しの入る部屋は設定温度よりも室温が高くなってしまうのが現状です
また夏は昼間が一番温度が高くなってしまうので、エアコン本体がある部屋は少し音がうるさいと感じる印象があります
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桧家住宅が設計したダクトの配置
Z空調の仕組み3つ目は、桧家住宅が設計しているダクトです
エアコンにつながっているダクトはできるだけ短くするようにと桧家住宅が一生懸命設計したのがいまのダクトのつくりです
我が家にも短くするために下がり天井になってる場所も何か所かあります
エアコンにつながっているダクトがどこに続いているかというと、各部屋の吹き出し口につながっています
各部屋にある吹き出し口は単純な作りなので、吹き出し口のルーバーの向きは調整用のスティックまたは手動で動かす必要があります
ダクトの内部は掃除は自分ですることは難しいので、できる限りカビを生えないように日頃から生活しておくことをおすすめします
例えば冷房運転をするときには内部クリーンモードを使用したり、屋根裏とダクト内部の温度差を作りすぎて結露しないようにすることを考えてみましょう
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ココチEに取り付けられる高性能フィルターについて
第一種換気システムの床下にあるメンテナンス部分には外部の空気を綺麗にしてから取り入れるようにフィルターが取り付けられています
もともと採用されているフィルターは70%の花粉を取り除いたり、雑菌繁殖を抑制したりすることができます
これは標準装備ですが、これとは別に高性能フィルターというものがあります
【関連記事】花粉を99%カットできる高性能フィルターについて
高性能フィルターは標準装備のフィルターと違い、花粉が99%除去することができます
高性能フィルターは微弱の電気をまとっていることで花粉などを吸着しているので、使用期限は3ヶ月が目安です
花粉が気になる季節だけ高性能フィルターを使用するのが効率的な使用方法です
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Z空調は各部屋にダクトがあるけど一部例外があります
Z空調は玄関から脱衣所まで各部屋に吹き出し口やガラリがあるのですが、吹き出し口がない例外の部屋が2ケ所あります
その例外の部屋はトイレとお風呂の浴室です
ダクトはすべての部屋に繋がっているので、トイレと浴室の空気が家全体に渡るのは問題がありますよね
例えばトイレをダクトで繋げてしまうと衛生上問題がありますし、浴室は湯を張る場所なので温度にムラがでたり以上に湿度が上がったりしてしまいます
トイレと浴室に共通しているのは、外に直接つながっている換気扇と窓があります
衛生上問題があるトイレには吹き出し口はついていない
Z空調の吹き出し口が付いていない1つ目の部屋はトイレです
ダクトは空気を排出している場所ですが部屋全体につながっています。トイレの臭いなどが食事中の部屋の吹き出し口から臭ってきたら嫌ですよね
そのためトイレには換気扇が別途取り付けられています
トイレに使用されているピタンコは静かなのでつけっぱなしにしています
トイレにはZ空調の吹き出し口はついていないけどトイレから2メートル程度の位置に吹き出し口が付いているので、我が家の場合は暑かったり寒かったりということはないです
【関連記事】トイレにはZ空調の吹き出し口ついているの?
湿度が高いお風呂場(浴室)には吹き出し口はついていない
Z空調の吹き出し口が付いていない2つ目の部屋は浴室です
ダクトは部屋全体につながっていますので、浴室の空気が循環してしまうとダクト内から床下までの部屋全体が高湿度になってしまいます
冬なら湿度をあげるのはいいことですけど、夏に湿度を循環させてしまったら困ってしまいますよね
トイレ同様、お風呂にも換気扇と窓が別途ついています
お風呂の浴室はお風呂に湯を張れば温かいし、脱衣所にはZ空調の吹き出し口が付いているのでお風呂上りの温度差が少なくてヒートショックのリスクが下がります
入浴する直前にお風呂が寒いと感じる場合は、浴室の扉を開けっ放しにしておくか湯船の蓋を開けっ放しにして浴室の温度をあげておくといいでしょう
【関連記事】お風呂にZ空調の吹き出し口はついているの?
Z空調はつけたり消したりすると電気代が割高になるのでおすすめしない
Z空調を取り付けている家はエネルギー効率よくエアコンが運転できるように作られています
- 屋根裏から床下までアクアフォームが吹き付けられているから
- 家の窓が樹脂製サッシと2重窓でできているから
- ココチEで外の空気を室温に近づけてから空調しているから
エアコンは風量自動にしておくとエアコン本体の温度センサーが温度を感知して風量を自動で調整してくれるので、つけっぱなしにしておいたほうが効率的に運転してくれます
エアコンの電気を使用する量が増えるタイミングは室温と設定温度に差が生じたときなので、1日未満部屋をあける程度の外出であればつけたままでも問題ないでしょう
泊りがけの外出などのときはエアコンを停止することはありますが、ココチEは運転し続けています
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Z空調のエアコンやココチEの寿命はどのくらいなのか
Z空調に使用しているエアコンや第一種換気のココチEはどのくらいの寿命なのか。これは使用状況や環境によっても変化があると考えられます
原則、快適空間ココチEに使用されているHE1EV1という機器には使用年数は9年までという記載がかかれており、エアコンも10年まではパパまるハウスで建てると補償がついています
まだ住み始めて1年未満なのでまだどのくらい使用できるかは不明ですが取り替えるころには今よりもいいエアコンを取り付けられそうですね
Z空調を取り付けてから10年間は住宅メーカーに補償されているので、しっかりとメンテナンスをすることが大切だと思います
もしZ空調の機器に不調がでたりしたら、ブログで公開する予定です
Z空調の仕組みについてのまとめ
Z空調は大きく3つの仕組みをによって成り立つ桧家住宅が考えた独自の全館空調システムです
Z空調の3つの仕組みが何かというと以下の通りです
- 第一種換気と熱交換器を揃えた快適空間ココチE
- 天井に埋め込まれてるダイキン製エアコン
- エアコンから吹き出しまでつなぐ最低限のダクト
Z空調は少ない台数のエアコンの空調を強制的に機器で換気をするココチEの空気の流れを利用して各部屋のダクトから吹き出し口まで供給するという仕組みです
換気するときの外気も室温に約80%近づけているのもポイントです
Z空調の特徴としては、エアコンと24時間換気システムは独立しているのでエアコンだけなら停止することは可能だけどつけたり消したりすると電気代が割高になってしまう可能性があるということです
またココチEの機器に外気を入れる前にフィルターボックスを通すのですが、フィルターを標準なものから高性能フィルターに変更することで花粉を99%カットすることも可能です
- Z空調はココチE・ダイキン製エアコン・ダクトの3つの仕組みの全館空調システム
- 全館空調のなかでは導入コストとランニングコストが安いことが特徴
- ココチEのフィルターを高性能フィルターにすることで花粉を99%カットできる
Z空調はココチE・ダイキン製エアコン・ダクトでできている全館空調のこと
Z空調は快適空間ココチEという第一種換気、ダイキン製の大きめのエアコン、エアコンと吹き出し口を最低限の長さでつなぐダクトで成り立っています
特にココチEには熱交換器がついているので外の空気を約80%室内の温度に近づけることができることができるので、エアコンのエネルギー効率の高さに貢献しています
ダクトは最低限のダクト長になるように桧家住宅が設計しているので、Z空調の家は下がり天井になっている場所が何か所かあります
全館空調のなかでは導入コスト・ランニングコストが安価である
先ほどZ空調の成り立ちについてお話しましたが、これは桧家住宅が独自に考えた全館空調システムで最低限の空調の仕組みで成り立っています
結果的に導入コスト・ランニングコスト共に全館空調の中では安いことが特徴です
Z空調を取り付けてから10年は保証期間になりますので、そこまでは安心して使用することができます
Z空調の電気代の目安は夏およそ月平均4,000円程度、冬およそ月平均6,000円という結果になりました
エアコンの設定温度と地域によってはランニングコストは変化しますが、比較的安いのではないかと考えています
ココチEに高性能フィルターを入れると花粉が99%カットできる
快適空間ココチEは吸気と排気を機器を利用して強制的に換気をしますが、機器に外気が入る前にフィルターボックスで外気の不純物を取り除きます
家を建てたときに標準で付いているフィルターは土埃など大きめな不純物はある程度カットできますが、花粉のような小さなものは70%程度しか除去することができません
花粉症がツライかたやPM2.5が気になる方は高性能フィルターを購入することで、室内が外よりも新鮮で綺麗な空気になるのでおすすめです
高性能フィルターを付けることでおうち時間が楽になるかもしれないですよ
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