Z空調の家は快適空間ココチEで約80%室内の温度に近づけた空気をダイキン製のエアコンで空調してからダクトを通して吹き出しから各部屋に空調した空気を供給するシステムです
そもそもお風呂がある浴室に吹き出し口が設置されていたとしたら、家の中はどうなってしまうのでしょうか
冬のような低温低湿な季節なら、高温多湿になりやすい浴室の空気をダクトから侵入させてしまったとしても問題ないのですが夏は違います
日本の夏は高温多湿であり、浴室の空気を空調するためのダクトに取り入れてしまったらエアコンのエネルギー効率を下げてしまうだけでなく湿度が上がると体感温度もあがってしまいます
もしZ空調の吹き出し口が浴室にあったとしたらあまりメリットはなさそうだね
- お風呂にZ空調にとりつけられていない理由
- 脱衣所(洗面所)はストーブをつけたりしなくても寒くないのか
- 冬の乾燥対策に浴室の湿度を利用することで加湿することは可能なのか
- お風呂を開けっ放しにしてZ空調の室内はカビが発生したりしないのか
わたしたち夫婦はZ空調の家で暮らす前は団地住まいをしていて、脱衣所はほぼ外の気温とおなじで冬のお風呂はとても寒い思いをしながら遠赤ストーブの前で着替えていたのはいい思い出です
Z空調の家に住み始めてからは、浴室にはZ空調の吹き出し口がありませんが脱衣所までは空調されているのでストーブがなくてもお風呂上りも湯冷めの心配いらずです
浴室にはZ空調の吹き出し口が取り付けられていない理由
Z空調の家は外の空気を約80%室温に近づけてからダイキン製のエアコンで空調をしてからダクトを通して各部屋の吹き出し口へ供給する仕組みです
もしもZ空調の吹き出し口がお風呂がある浴室にとりつけられていたらどうなってしまうのか考えたことがあるでしょうか
おそらく冬の季節は湿度が高くて温度が高い部屋になるので快適な空間ですが夏は違います
夏にお風呂の湿度と温度をダクト内に取り入れてしまうと冷房運転のエネルギー効率を低下させてしまい、湿度が上がってしまうことでまとわりつくような暑さで体感温度を上昇させてしまうことになってしまいます
ダクト内に湿度を取り入れてしまうとカビの発生の原因にもなりかねないです
- 夏の冷房運転のエネルギー効率が低下してしまうから
- 夏に室内の湿度をあげてしまうと実際の室温よりも体感温度が高く感じてしまうから
- ダクト内部に高温多湿な空気を取り入れてしまうことでダクト内がカビてしまう危険性がある
浴室は温度が高いので冷房運転のエネルギー効率を低下させてしまう
浴室にはZ空調の吹き出し口がない1つ目の理由は、冷房運転のエネルギー効率を低下させてしまうからです
夏場に浴室の室温は入浴前25℃程度なのにたいして、使用後は30℃以上でお湯を使用しているので湿度がかなり高くなってしまいます
冷房運転しているのにこのような空気がダクトに侵入したら部屋がせっかく冷やした空気を温めてしまいます
Z空調の家はアクアフォームを吹き付けていて気密性と断熱性に優れていたり、ココチEの効果で外気温を室温に80%近づけたりすることができるためエアコンのエネルギー効率が高いことが特徴です
もしもお風呂場に吹き出し口があったら台無しになってしまいますよね
夏に湿度が上がると体感温度が暑く感じてしまう
浴室にはZ空調の吹き出し口がない2つ目の理由は、夏に湿度が上がると体感温度が上昇してしまい暑く感じてしまうからです
冬に加湿を当たり前のようにする理由は、喉の乾燥などを防ぐことのほかにも体感温度を上げるために加湿をしています
夏は熱中症対策のためにも体感温度を下げる必要があるので湿度が高くなるようなことはできる限り避けることが賢明です
もし今よりも15%湿度が上昇した場合、体感温度が1℃上昇してしまいます
室内が70%以上の湿度があるとカビの発生の要因にもなってしまいますよ
ダクトに湿度がこもるとダクト内にカビが発生する危険性がある
浴室にはZ空調の吹き出し口がない3つ目の理由は、ダクトに湿度が高い空気が溜まるとカビが発生する危険性があるからです
カビが発生してしまう条件は大きく4つあり、全てが揃うとカビが発生してしまいます
逆をいうとどれか1つ条件を解消できればカビは発生することができません
カビが発生してしまう4つの要因とは以下の通りです
- 温度が20~30℃である
- 湿度が70%以上である
- ホコリなどの有機物の汚れがある
- 空気中に酸素が含まれている
カビの発生する4つの要因をみると、浴室という空間はカビやすい理由が一目瞭然ですね
温度・湿度・酸素は間違いなくクリアをしていて石鹼カスや髪の毛、皮膚からでるアカもは有機物の汚れに含まれます
カビを発生させないためには除湿をして湿度を70%以下に保つ必要があるので、浴室の空気を夏に取り入れることは好ましくありません
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脱衣所(洗面所)には吹き出し口があるので湯冷めの心配なし
上の写真はわたしたちの住んでいるZ空調の付いている25坪平屋の脱衣所の内側の扉です
一番上の白いのが吹き出し口ですね。ちなみに真ん中のベージュ色をしているものは小部屋についていることが多く、空気の通り道のための窓のようなものです
脱衣所はしっかりと空調されているので快適ですよ
冬には暖房されていて湯冷めすることはないのですが、夏は冷房が効いてしまうので冷えてしまう場合は冷房運転のときのみ吹き出し口を閉めてしまうことをおすすめ
- 冬でも脱衣所が暖かいから湯冷めしにくい
- 浴室の扉を開けっ放しにすることで浴室まで温めることができる
- 夏に冷房が寒いと思うときは吹き出し口を閉めることもできる
脱衣所に空調があるので遠赤ストーブいらずで湯冷めしにくい
脱衣所まで空調が効いているメリット1つ目は、遠赤ストーブなどを設置しなくても着替えをしていても寒くはないので湯冷めしにくいことです
ダイキン工業株式会社の調査によると、一般的な家庭で冬の室内で寒い場所として連想されるのが玄関や廊下を抜いてなんと脱衣所(洗面所)が1位なんです
団地に住んでいるときの冬のお風呂は寒くて湯船から出られなくなってました
ちなみにみみたろはパパまるハウスで家を建てているときに、温かいお風呂に入ることができるようになりたいと言って担当のかたを笑わせてしまったのは良い思い出です
今では遠赤ストーブの前で着替えをする生活を卒業することができました
冬に浴室の扉を開けっ放しにすることで浴室を温めることができる
脱衣所まで空調が効いているメリット2つ目は、浴室の扉を開けっ放しにすることで浴室内まで温めることができることです
夏は湿度が高い浴室を開けっ放しにすることはNGですが、冬なら湯船にお湯を張ったままの状態で開けっ放しにすることで室内の加湿効果が期待できます
開けっ放しの効果は加湿効果だけでなく、浴室内まで空調を流すこともできるのもメリットです
脱衣所と浴室の温度差をなくすとお風呂に入りやすいですよね
夏に脱衣所が冷房されると寒い場合は吹き出し口を閉じることもできる
脱衣所まで空調が効いているメリット3つ目は、脱衣所が冷房運転していて寒いときは吹き出し口を閉じることもできることです
夏はお風呂上りに涼しい方が嬉しいかたもいれば、湯冷めするから部屋着を着るまでは冷えた空間に居たくないというかたもいると思います
ちなみにわたしは脱衣所は冷房効いていてほしくない派です
お風呂に入ったあとに脱衣所でひんやりとしたい方は吹き出し口を開けっ放しにしてもいいのですが、私のように脱衣所は冷やしたくない派の人は吹き出し口のルーバーを閉じてしまいましょう
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冬の乾燥対策に浴室の扉を開けっ放しにすることは効果がある
Z空調の家は冬になるとエアコンを利用して室内を温めるので、乾燥しやすい環境になってしまいます
Z空調の家だからというわけではなくて冬は低温低湿なので乾燥しやすいです!
冬に乾燥対策として湿度をあげることで、体感温度をあげたり喉の乾燥の予防をすることができます
わたしたちの住む家は25坪の平屋で比較的小さい住まいなので、お風呂の開けっ放しにしたり洗濯物の部屋干しをしたりすることでも乾燥対策としては有効で湿度は40%程度は保つことができました
またオール電化の場合お風呂はエコキュートを活用すると思いますが凍結防止対策のために残り湯を残しておくことで自動的に循環してくれる機能があります
残り湯では蓋と浴室を開けっ放しにして、加湿をしながらエコキュートの配管の凍結対策にも利用することができて一石二鳥ですね
- 湯船の蓋と扉を開けっ放しにすることで乾燥対策ができる
- 湯船に残り湯を入れっぱなしにすることでエコキュートの配管の凍結防止をすることができる
- 25坪の平屋なら部屋干しとお風呂を開けっ放しにすることで湿度を40%までなら保てる
湯船が暖かいので冷たい水よりも気化しやすく乾燥対策になる
冬に残り湯を湯船に張りっぱなしにすることで、乾燥対策に効果が期待できます
特にお風呂の残り湯は温かいので浴室に溜まっていた蒸気や熱気が流れ込むので、加湿効果があります
このときお風呂の換気扇は停止して、サーキュレーターで浴室の空気を部屋に取り入れることでお風呂をしっかり乾燥させながら蒸気は室内に送り込むことができるのでおすすめです
桧家住宅の近藤社長もお風呂の残り湯で夜は加湿をしているそうですよ!
エコキュートの場合凍結防止のために残り湯を残しておく必要がある
オール電化の場合、給湯器にはエコキュートを利用している家庭が多いでしょう
エコキュートは入浴後のお湯を浴槽アダプター(循環口)より上10センチほどの湯を張ることで外気温が4℃以下になると自動で配管のなかを残り湯が循環してくれます
冬はお風呂に浸からなかったとしても外が0℃以下になる日は水でもいいので張っておくことをおすすめします
25坪の平屋なのでお風呂の湿度の効果を高く感じられる
わたしたちが住んでいる家はパパまるハウスで建てた25坪の平屋ですが、お風呂の残り湯を張りっぱなしにしたり洗濯物を部屋干ししたりすることでZ空調をつけっぱなしにしていても湿度を40%保つことができていました
これが2階建ての家だとしたら、家全体の加湿は難しいとは思いますが平屋なので予想以上に残り湯を使うことで効果はありました
Z空調の家はエアコンで温めるから乾燥しやすいけど平屋は比較的加湿しやすい印象があります
冬は開けっ放し推奨だが夏は浴室使用後は扉を閉めて換気扇をまわす
冬は乾燥対策のために浴室に残り湯を張ったまま扉を開けっ放しにすることを推奨しましたが、夏は逆に湿度を増やす行為はNGです
なぜ夏に湿度をあげるようなことがいけないのかというと、室内やダクト内部にカビが発生してしまう可能性があるからです
お風呂を使用した後は、お風呂に設置されている換気扇をまわして浴室の扉は閉めた状態にすると効率よく浴室を乾燥させることができます
夏に浴室の湿度を取り入れると脱衣所にカビが発生する可能性がある
日本の夏は高温多湿であるため、すこしでも湿度を取り入れてしまうとカビが発生する可能性が出てきてしまいます
夏は加湿ではなく除湿をする必要がありますね
湿度が高い状態でエアコンで冷房運転をすると、室温が下がるので空気中で気化状態を保っている水分が気体を保つことができなくなり水滴になってしまうことがあります
氷の入った冷たい麦茶のコップを想像してみてください。冷たい麦茶のコップのまわりには結露した水滴がいっぱいついていることがありませんか?
湿度が高い空気が多いお風呂を開けっ放しの状態にしたりすると、脱衣所が結露してしまいカビが発生してしまう可能性があるので注意しましょう
エアコンのエネルギー効率を低下させないため夏は扉を閉めて換気扇をつかう
夏の湿度が高い季節は室内に湿度を入れることはNGです
湿度が15%上がることで体感温度が1℃高く感じてしまいますし、室内の湿度が70%以上になってしまうとカビが発生しやすい環境になってしまいます
夏に浴室を換気するときには、浴室の扉を閉め切って換気扇を使用することで乾燥させることがおすすめです
お風呂に残った髪や石鹸カスは水でしっかり流しましょうね
また壁に結露が大量に付着しているのであればスクイジー(ワイパー)を利用して水切りをお風呂に最後に入った人がおこなうことで浴室のカビ防止につながります
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