先日とある記事で湿度が常に60%を超えていて酷いと80%まで湿度があがってしまうというコメントを頂きました
そんなわたしたちの住んでいる埼玉県も2022年現在夏の湿度の平均は55~60%なので人のことは言えないような湿度なのは事実ですね
湿度が高いとなぜいけないのか、理由は大きく3つあります
- 室内やダクトにカビが発生しやすくなってしまうから
- 湿度が高いと体感温度が上昇してしまうから
- 寝付きが悪くなったり、在宅ワークのパフォーマンスに支障がでたりする
そもそも夏の湿度の目安は、55~65%といわれています
なので60%前後を平均的に保つことができていれば問題はないのですが、80%を超えてしまうのはカビの発生しやすい環境にもなってしまうので少し問題がありますね
そこで夏に湿度が高いときの対処方法についてに重点をおいてお話をしていきましょう
- 地域によってどのくらい湿度に差が生じるのか
- 夏の湿度の平均と低すぎるのはダメなのか
- 室内の相対湿度が60%を超えてしまったときの対処方法
日本の気候は高温多湿なので、換気をしながら湿度を下げるということは意外と大変なことなんですよね
今回は4つの地域にスポットをあてて、夏(6~8月)の平均的な相対湿度を調べてみた結果、70~75%あたりまで外の湿度は上がっているということがわかりました
人が夏、快適に過ごすことができる相対湿度に対して10%近く湿度が高い結果だったため今回は夏の除湿方法について紹介していきたいと思います
日本の夏の気候についてと地域によって生じる湿度の差
そもそも日本の夏の気候は高温多湿であるため、冬よりも室内の湿度が高くなってしまいます
関東に住んでいてZ空調を24時間運転しているわたしたちの場合は、冬の湿度はだいたい40%程度で夏は55~60%程度。梅雨の季節が長引くときは80%を超えてしまうことも度々あります
コメントをいただいたときに疑問に思ったことが1つあり、そもそも住んでいる地域によってどのくらい外の相対湿度に差が生じてしまうのかということです
そこで、東北・中越・関東・関西の4ヶ所にスポットをあてて湿度の違いを一緒に見ていきましょう(参考:国土交通省気象庁)
1位 | 関東 | 76% |
2位 | 東北 | 75% |
3位 | 中部 | 73% |
4位 | 関西 | 72% |
2021年の気象庁のデータを参考にして夏の相対湿度の平均をとってみたところ、70%台で安定していることがわかりました
このくらいの差であれば、体感温度としてはそこまで変化は現れないかなと思います
しかしながら、地域で平均をとろうとすると相対湿度が80%を超えてしまうような県もありましたので常に外の新鮮な空気を取り入れているZ空調の家では湿度を下げるのが難しくなる可能性があります
東北の夏の平均相対湿度は75%
東北の相対湿度を夏のみで平均をとると75%で、今回とりあげた地域のなかでは2番目に湿度が高いという結果でした
特に青森・岩手・宮城が湿度が高い印象がありますね
青森 | 78% |
岩手 | 77% |
秋田 | 74% |
宮城 | 77% |
山形 | 74% |
福島 | 75% |
東北のほうは比較的涼しい気候なので、湿度が少し高くても過ごせるのかなと思いますがカビが発生しやすい湿度には到達しているので対策をとる必要があるといえるでしょう
中部の夏の平均相対湿度は73%
中部の相対湿度を夏のみで平均をとると73%で、今回とりあげた地域のなかでは3番目に湿度が高いという結果でした
しかしながら、中部のなかで富山だけはずば抜けて湿度が高い印象があります
新潟 | 76% |
富山 | 78% |
石川 | 73% |
福井 | 74% |
山梨 | 70% |
長野 | 73% |
岐阜 | 70% |
静岡 | 77% |
愛知 | 71% |
どの県も平均的に相対湿度が70%を超えているので、70%を下回るような湿度の対策をするとカビなどが発生しずらくなり体感温度も低くなるのでおすすめですね
関東の夏の平均相対湿度は76%
関東の相対湿度を夏のみで平均をとると76%で、今回とりあげた地域のなかでは1番に湿度が高いという結果でした
特に東京・茨城の平均相対湿度は80%を超えてしまっていて、まとわりような暑さを感じやすいと考えられます
東京 | 80% |
千葉 | 74% |
埼玉 | 75% |
神奈川 | 77% |
群馬 | 71% |
栃木 | 77% |
茨城 | 81% |
過ごしやすい相対湿度が55~65%なのに対して10%以上高いので、室内の湿度が高いと感じる場合には除湿器を活用することを特におすすめする地域といえるでしょう
関西の夏の平均相対湿度は72%
関西の相対湿度を夏のみで平均をとると72%で、今回とりあげた地域のなかではもっとも湿度が低いという結果でした
大阪 | 71% |
京都 | 70% |
兵庫 | 72% |
奈良 | 74% |
滋賀 | 75% |
和歌山 | 71% |
ほとんどが70%周辺をキープしているので、湿度をすごく心配する必要はないでしょう
しかしながら70%はできる限り下回っていたほうがカビの予防をすることができるので、Z空調の家であればエアコンを24時間運転してれば問題ないと思います
冷房運転をしてると外よりも湿度は下がるので、65%あたりはキープできるのではないでしょうか
わたしたちは関東住みなので検証することができないのですが、もし違う場合は下のコメントに書き込みをしてくれると幸いです
夏の湿度の平均と低すぎてもダメなの?
先ほどもお話しましたが、夏の快適に過ごすことができる平均的な湿度は55~66%です
湿度を下げることで体感温度を低く感じることができますが、湿度を下げ過ぎてしまうとどうなってしまうのでしょうか
結論からいうとカラッとした暑さになるので、夏に湿度を下げる行動をとることはまとわりつくような暑さから解放されるのでおすすめです
カラッとした暑さと天気予報で言われるときには湿度が30%あたりまで下がっています
ですが日本の気候は高温多湿なのでなかなかそのようなカラッとした湿度を再現することも難しいことも事実です
それでは室内の湿度を下げるためには実際どのようなことをしてみればいいのか、紹介していきましょう
室内の相対湿度が高くなってしまったときの対処方法
日本の気候は高温多湿ですが、対処方法がないわけではありません
そもそも家で外気温関係なく湿度があがってしまうタイミングはいつなのか、あらためて1度考えてみましょう
- 水回りの水分を放置している(キッチン・お風呂など)
- たくさん汗をかいていて、気化している(寝汗を含んでる布団も含む)
- 洗濯物を部屋干ししている
特にお風呂に付着している水滴やお布団が吸い取ってしまった寝汗などは湿度をあげてしまう要因におおきく関係があります
使用したお布団や洗濯物は外干しをしたり、お風呂にさいごに入った人は壁の水切りをおこなう習慣をつけることも室内の湿度をあげない対策になります
湿度が上がる原因がわかっていれば、予防策も考えることができるね!
それではすでに室内の湿度が上がってしまっているときにはどのような対策方法があるのでしょうか
- エアコンの除湿機能を利用する
- 除湿器または凍ったペットボトルを利用する
- 閉め切った部屋を作らず、サーキュレーターなどで空気を循環させる
湿度が上がりやすい場所と対策方法
外の空気の湿度が高いことを除き、室内のことが要因で湿度が上がってしまうことはどのようなことがあげられるでしょうか
おおまかに例をあげるとすると、以下の3点があげられます
- 水回りの水分を放置している(キッチン・お風呂など)
- たくさん汗をかいていて、気化している(寝汗を含んでる布団も含む)
- 洗濯物を部屋干ししている
お風呂やキッチンの水分を放置しないで水切りをする
室内で湿度が上がりやすい場所1つ目は、浴室やキッチンなどの水回りです
特に湿度が上がりやすい場所は、お湯を使っていて水分が気化しやすい浴室ですね
浴室のなかは加湿器のようなものですよ
浴室は湿度と温度が上がりやすく、カビがもっとも発生しやすい環境なので冬は恩恵を受けることができるのですが夏は対策が必要です
参考までにわたしたちが初夏から夏の終わりにかけて室内の湿度があがらないようにおこなっている対策を3つ紹介します
- お風呂に入らないときは湯船に蓋をしておく
- 残り湯は洗濯機に使用したら早めに捨てる
- 湯船やシャワーで付着した壁や床の水滴は水切りワイパーで除去する
温かい蒸気は冷えてしまうと水滴になってしまうので、さいごにお風呂に入った人が水切りをしたり換気扇を回したりすることが大切です
キッチンでは夏に煮物を作ったり、炊飯器でご飯を炊いたりすることも湿度が上がりやすいです
IH調理をしていると料理をするときに換気扇をつけていない人もいたりしますが、熱調理をしていると蒸気が出たりするので湿度が上がりやすいのが現状です
そのためコンロについている換気扇は夏場は特に有効的に活用しましょう
茹でたお湯などもはやめに処分してしまいましょうね
夏には冷たい麺類を湯がいたりしてお湯を放置してしまったりしていませんか?これが意外と湿度をあげてしまう原因になってしまうのです
お風呂上がりの身体や汗の付いた身体はしっかりとふき取る
室内で湿度が上がりやすい場所2つ目は、あなたやご家族自身が暑さによって出している汗です
特に運動をしたり、入浴直後は汗をかきやすいです
もちろん汗をかくことは良いことなんですけど、放置するのは良くないですね
そもそも入浴直後にエアコンが効いた室内で急激に身体を冷やすことは開いた汗腺を閉じてしまう行為になります
汗などの水分をしっかりとふき取ったら、扇風機やうちわなどで自然に汗が出るのが落ち着くことを待つことをおすすめします
また夜寝るときに人間が出す汗の量をご存じでしょうか
健康な大人が一晩でかく汗の量はおよそコップ1杯ぶん、およそ200mlだといわれています
わたしたちは2人で寝室でねてるから毎日およそ400mlもの汗で室内の湿度を上昇させてるね
あなたの汗は部屋着やお布団に吸収されておりますので、できることならこまめにお布団を干してあげることが大切です
洗濯物はお風呂場または外干しする
室内で湿度が上がりやすい場所3つ目は、部屋干しをしている洗濯物です
ちなみにわたしたちは、湿度が上がることを知っていながらも部屋干しを住み始めてから365日おこなっています
洗濯物の量は多くないので、仕方ないとわりきっています
すでに湿度の高い家庭の場合は空気中に水分を含むことができる状態ではないので、洗濯物が乾かない可能性も少なからずあります
我が家は田畑に囲まれてしまっているような環境なので土埃が気になり仕方ないのですが、できることならこの季節は外干しをすることをおすすめします
室内の湿度があがってしまったときの対処方法
室内で湿度があがってしまうようなタイミングと予防方法がわかっていたとしても、すでに室内の湿度が上がってしまっていた場合は困ってしまいますよね
室内の湿度があがってしまっていて湿度を取り除きたい場合に効果的な対策方法は、おもに3つあります
- エアコンの除湿機能を利用する
- 除湿器または凍ったペットボトルを利用する
- 閉め切った部屋を作らず、サーキュレーターなどで空気を循環させる
すぐに挑戦できそうな方法なので、1度試してみてくださいね
エアコンの除湿機能を利用する
室内の相対湿度があがってしまったときの対処方法1つ目は、エアコンの除湿機能を利用することです
Z空調の家の場合、ダイキン製の埋め込み式エアコンが家の大きさによって変化はありますが平均的に2台設置されます
25坪の平屋のエアコンの台数も2台だったよ!
Z空調に活用されているダイキン製エアコンには、除湿機能が備わっています
最低限の除湿であればエアコンを利用して除湿することも可能ではありますが、長時間エアコンで除湿運転をするとエアコン本体やダクトが結露してしまいカビが発生しやすい環境になってしまいます
除湿運転もなのですが、エアコンの設定温度を低く設定しすぎてしまうことも結露を発生させてしまう原因になります
じょうずにエアコンで除湿運転をするには、湿度が高くなってしまったときだけ除湿運転をして湿度が戻ったらはやめに冷房運転に切り替えることです
- エアコンのスイッチがオンにになってることを確認する
- リモコンのカバーを下にスライドして、左上の運転切換ボタンを押す
- 液晶に除湿と表示がでるまで運転切換を押せればOK
\ エアコンの運転切換についての詳細はこちら /
除湿器または凍らせたペットボトルを利用して湿度を液化させる
室内の相対湿度があがってしまったときの対処方法2つ目は、除湿器または凍らせたペットボトルを利用して物理的に空気中の水分を取り除く方法です
なぜ冬よりも夏のほうが湿度が高くなってしまうのかご存じでしょうか?
これは温度と相対湿度が関係しています
日本の夏と冬、決定的に違うものといえば温度ですよね。夏は暑いと35℃以上まで上昇して暑いし、冬は0℃以下まで下がることがあるくらい寒いです
冬は乾燥しているのに、夏はジメジメしてしまう理由は温度によって空気中に含むことができる水分量が変化してしまうからなんです
詳しく解説してしまうと長くなってしまうのでこれくらいにしておきますが、ようするに冷たい飲み物が入ったコップのようにすごく冷たいものを置いておくと空気中の水分は気体を保てなくなってしまい、水に変化します
冷たい麦茶のコップが結露するのは夏の風物詩ですよね
このコップの周りや写真のようにペットボトルの周りに付着している水分は、空気中の水分なので目に見えるの除湿をしていることがわかります
ちなみに上記のようにペットボトルを55%~60%の湿度を保っている我が家で放置すると、およそ100mlもの水分を取り除くことができます
ペットボトルは凍らせる手間がありますが、除湿器ならコンセントを差すところがあれば水を捨てる必要はありますが簡単に除湿をすることができます
エアコンの除湿機能と違うところはダクトやエアコンの結露を気にしなくても大丈夫というところですね
またZ空調の家はエアコンの台数が少ないので、エアコン本体から室内の空気を取り入れる量が限られていることもあげられます
ココチEで取り入れた外の空気も空調していますからね
どうしても室内の湿度が下げられないような場合は、除湿器の購入を検討することをおすすめします
少し高いものであっても大容量の除湿器がほしいという方にはダイキンの除湿器をおすすめします
おまかせ運転をすると、自動で湿度をコントロールしてくれる優れものですよ
サーキュレーターや扇風機で空気を循環させる
室内の相対湿度があがってしまったときの対処方法3つ目は、扇風機やサーキュレーターを併用して家のなかの空気を循環させることです
Z空調の家は快適空間ココチEがあるので、窓を開けなくても部屋の空気は扉を開けっ放しにしておけば床下のガラリを通して外へ排出してくれます
さらには空気を循環することで足元に滞っている冷たい空気と天井に溜まってしまった暑い空気をかき回してくれます
そのままにしてしまうと冷えた空気を排出しかねない状況になるんですよね
またエアコンがある部屋の温度にエアコンの設定温度は依存するので、部屋の温度を平均的に保つためにも一役買ってくれますよ
Z空調の家で湿度が高くなってしまったときのまとめ
今回は4つの地域にスポットをあてて夏の相対湿度を調べてみたり、もっとも湿度が高かった地域の関東に住んでいるわたしたちが現在湿度対策としておこなっている予防と除湿方法についてお話しました
自分ができそうな予防や除湿方法は見つかりましたか?
外の空気はすでに水分を含んでいる場合が多いので、除湿できる方法と室内で湿度をあげる場所をつくらないことが梅雨の季節から夏の終わりまでの間には必要になります
まず室内で湿度をあげる場所を作らないという方法は以下の通りです
- キッチン・浴室などの水回りの水分を放置しない
- お風呂あがり・寝汗など身体からでた汗はしっかりと拭きとり、扇風機などで身体を冷やす
- 洗濯物やお布団を外干しする
特に気を付けるポイントは、浴室とキッチンです
夏にお風呂のお湯をためている場合には、入らないときにはきちんと蓋をしたり最後に入った人が壁に付着した水滴を水切りしたりすることがとても効果的です
キッチンも蒸気が出てくるような煮物調理などをしている場合には、IHコンロであってもしっかりと換気扇をまわしましょう
次に室内の湿度がすでに55~65%よりも高くなってしまっていて、除湿をする必要がある場合の方法は以下の通りです
- エアコンで除湿機能を利用する
- 除湿器または凍らせたペットボトルを利用して空気中の水分を液体にする
- 密閉した空間を作らず、サーキュレーターなどで空気を循環させる
室内の湿度を下げるためには、エアコンで冷房運転していても除湿することが可能ですが除湿運転も有効です
しかしエアコンで長時間除湿運転をするということは、エアコン本体とダクトに結露をおこしてしまうリスクがあるので長時間の除湿はおすすめできません
慢性的な高湿度になってしまう室内の場合は除湿器を活用することをおすすめします
また、部屋の扉を開けっ放しにしてサーキュレーターまたは扇風機で空気を循環させるのもおすすめですので試してみてくださいね
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