新築の家を建てるときにオール電化にするかガス併用にするか悩む方も多いのではないのでしょうか
わたしたちはオール電化の家を選びましたが、慣れ親しんでいるからキッチンがガスからIHに変わってしまうことに不安を感じたりすることも多いと思います
この記事では、あなたはガス併用とオール電化どちらがおすすめなのか客観的に確認できるような記事になっています
もちろん、こだわりがあるのなら自分が求めているほうを選ぶのが一番ですよ!
- ガス併用とオール電化のどちらを選ぶのかの判断基準
- ガス併用の家庭にするメリットとデメリット
- オール電化のメリットとデメリット
- オール電化なら太陽光発電の設置をおすすめする理由
ガスとオール電化どちらを選ぶかというのは、家を建てるときに悩むポイントだとわたしたちは思っています
実際わたしたちも、家を建てることを考えたときに悩んだポイントの1つでした
ガスとオール電化どちらを選べばいいのかというと、結論は自分のなかで決まっているならばその気持ちに従えばいいと思います
ガスにもオール電化にもメリットもデメリットもありますからね
特にこだわりがないという場合には、住む場所が都市ガスなのかプロパンガスなのか確認して決めることもおすすめです
プロパンガスの地域だったとしても、家族が4人以上いる場合はガス併用のほうがしっかりとガス会社を比較すればオール電化よりも光熱費が安くなる可能性があるのでしっかりと比較することが大切です
ガス併用とオール電化を決める判断基準について
新築の家を建てるときにはオール電化にするかガス併用にするか選ぶことができると思いますが、おそらくこの記事を見ている方はキッチンコンロはガス調理することに慣れ親しんでいると思います
アパート暮らしを経験していると、キッチンコンロがIHのところもありますけど主流ではないですよね
そのためIH調理に不安を覚えてガス併用を選ぶというのも悪くはないのですが、家庭調理をする程度であればIHも問題なく使用することができます
しかしオール電化を全面的におすすめしたいというわけではなく、あなたが住んでいる地域が都市ガスなのかプロパンガスなのかで判断することをおすすめします
都市ガスの地域 | ガス併用 |
プロパンガスの地域 | オール電化(4人家族はプロパンガスも視野に入れる) |
なぜプロパンガスの地域の場合はオール電化がおすすめなのかというと、都市ガスに比べでプロパンガスのランニングコストが高いことがあげられます
オール電化の家庭であれば、ガスの基本料金はいらないので電気だけで賄うことができます
しかしプロパンガスの地域でも3~4人家族以上である場合、電力会社からすべて電力を購入するよりもガスを併用したほうが安くなる可能性もあります
プロパンガスは導入費用と震災に強いところが特徴です
近年は電気料金も高騰してしまっているので、じつは家族の人数が多い場合だとランニングコストと導入費用が両方とも高いという状況になりかねないのです
- 都市ガスが使える地域ならガス併用の家庭のほうが初期費用とランニングコストが安い
- 2~3人家族でプロパンガス地域ならオール電化のほうがランニングコストは安い
- 4人以上の家族ならプロパンガスの地域でもガス併用のほうが費用は抑えられる
都市ガス地域ならガス併用のほうが初期費用・ランニングコストが安い
ガス併用とオール電化を決めるポイント1つ目は、都市ガス地域またはプロパンガス地域なのかを確認することです
プロパンガスの場合はそれぞれのガス会社が料金価格を自由に設定できるので、どうしても割高になってしまいます
しかし都市ガス地域であれば、オール電化の給湯器やIHコンロよりも比較的安価にガス専用のものを調達することができるしオール電化のランニングコストよりもガス併用を選択したほうがトータルが安いです
コンロや給湯器が故障してしまったときの買い替えも間違いなくガスの方が安いです
ガス併用にするかオール電化にするか特にこだわりがない場合に都市ガス地域だった場合には、ガス併用の家を建てることをおすすめします
プロパンガス地域で2~3人家族までならオール電化のほうがランニングコストは安い
ガス併用とオール電化を決めるポイント2つ目は、プロパンガス地域に家を建てるなら2~3人家族までならランニングコストはオール電化のほうが安くなる可能性が高いということです
オール電化はガス専用のものに比べるとコンロや給湯器などを設置する初期費用は少し割高になります
しかしガス料金は基本料金があるため、月々の光熱費が少ないほうが嬉しいという場合にはオール電化のほうが光熱費は抑えることができます
オール電化の初期費用が割高なのと同様に、エコキュートやIHコンロが故障した場合にはガス専用の機器よりも買い替え費用が割高になることも念頭に置いておきましょう
4人家族以上はプロパンガス地域でもガス併用のほうにメリットがある
ガス併用とオール電化を決めるポイント3つ目は、4人以上の家族ならプロパンガス地域でもガス併用を選ぶメリットが大きいということです
特に大家族でオール電化だと気になるポイントはお風呂の問題かなと感じます
オール電化の家庭では、一般的にエコキュートを利用してお湯を溜めておいて浴槽のお湯はもちろんシャワーやキッチンの水道のお湯にも利用しています
エコキュートには45~50℃くらいの熱いお湯が貯められており、それを好みの温度になるまで水でぬるくしながら利用するという方法で活用します
ではエコキュートのなかのお湯が家族の人がお風呂に入っている間になくなってしまう(湯切れ)とどうなるのでしょうか
じつは新しいお湯を作る必要があるのです。大家族用のエコキュートもありますので、しっかりと見極めることが大切ですね
小さいサイズのエコキュートを選んでしまうと、そういうことが起こることは覚えておきましょう
みなさんお風呂にもっとも浸かる時間が長いのは冬だと思うのですが、冬は寒いため水の温度も低く温めるのに時間がかかります
お湯を沸かすのに時間がかかるということは電気代が上がりやすいということにもつながるのですが、お湯を沸かすことに関してはガスのほうが優れていたりします
近年は電気代も高騰しつつあるので、プロパンガス地域でも契約するガス会社をしっかりと比較をして選ぶことができればプロパンガス地域でもガス併用の方に分があるでしょう
ガス併用の家を選ぶメリットとデメリット
ガス併用の家を選ぶ最大のメリットは家を建てるときの初期費用や故障したときの買い替え費用が安いことがあげられます
機器を購入する費用を抑えることができることはとても魅力的ですね
また都市ガス地域の場合には、ガスの使用料金も抑えることができるので圧倒的にガス併用の家に分があります
都市ガス地域なら個人的にはガス併用をおすすめするのですが、デメリットがないわけではありません
IHコンロに比べるとガスコンロは五徳などを定期的に掃除しないと火力に影響がでたり、火を使っているのでコンロ周りに燃えやすいものを置いてしまうと火事にもつながります
ガス併用の家をえらぶ3つメリット
ガス併用の家を選ぶメリットは、コンロや給湯器の本体価格が安いので初期コストと故障したときの買い替え費用が安く済むことです
オール電化の家は1日に使用する湯量をエコキュートのタンクに溜めているので、特に冬は残っているお湯を気にする必要がありますがガスを使用した給湯器は使うたびにお湯を沸かしているので湯量を心配する必要がありません
そしてガスコンロなら使用できる調理機器の幅が広いので、好きなフライパンや鍋を使うことができるところも大きなメリットです
- 初期費用・買い替え費用・ランニングコストが安い
- お湯の残量を気にしないでお風呂に入ることができる
- 専用のフライパンや鍋を導入する必要がない
初期費用・買い替え費用・ランニングコストが安い
ガス併用の家を選ぶ1つ目のメリットは、ガス併用の家は機器を導入する初期費用や買い替え費用さらにはランニングコストも安いというところです
オール電化も普及してさまざまな電機メーカーがオール電化の用品を作っていますが、やはりガス専用の機器の価格よりは割高になってしまいます
ガス併用の家を選ぶことで、導入コストを抑えることができることは大きなメリットです
またガス料金は地域によりますが、都市ガス地域ならガス料金は間違いなくオール電化の家を選ぶよりも安くなりランニングコストも抑えることができます
しかしプロパンガス地域の場合には、ガス会社の比較をしっかりとおこない安い会社を選ぶことが必要だったり家族は2人までならオール電化を選んだほうがガスの基本料金を考えると安価になることもあるので確認する必要があります
お湯の残量を気にしないでお風呂に入ることができる
ガス併用の家を選ぶ2つ目のメリットは、お風呂に入るときに湯量の残量を気にせずに入ることができることです
オール電化の家の場合にはエコキュートに1日に使用するお湯を貯めておいて、それを水で温度を調整しながら使用するのですがガスの給湯器ならその場でお湯を作るので水道をひねった分だけお湯を使えます
急な来客をお風呂まで対応する必要があったり、皿洗いでお湯を使うときにはイレギュラーにお湯を使うことがあったりしますよね
そういうときにエコキュートだといつも決まった量しかお湯を作っていないので、急な来客が多い家庭だと湯切れを起こしてしまう可能性があるので注意が必要になってしまいます
しかしガス併用なら湯切れの心配がいらないので、急な来客が多い家庭ならガス併用を検討してもいいと思います
専用のフライパンや鍋を導入する必要がない
ガス併用の家を選ぶ3つ目のメリットは、キッチンで使用する鍋やフライパンなどを選ぶときに好きなものを選ぶことができるところです
IHの場合だと磁石にくっつくタイプのものなど、鉄製のようなIH対応の調理器具でお気に入りを探す必要があります
しかしガスコンロなら、ほとんどの調理機器が対応しているのでキッチン用品も比較的安価なものを選べるし選択の幅も広がります
そのほかにもIHでは難しい炙り調理なども、ガス調理は得意としています
ガス併用の家をえらぶ3つデメリット
ガス併用の家を選ぶことに少なからずデメリットになるところもあります
ガスコンロはIHと比べると凹凸が多いので掃除をすることが少し面倒だというところがデメリットです
またガスの使用量が少ない場合は、電気とガス両方の基本料金を支払う必要があるので場合によっては光熱費が割高になる可能性があります
自然災害などが発生した場合は電気やプロパンガスに比べると、都市ガスはガスを供給するためのガス管のチェックする必要があるので復旧に時間がかかってしまうところはデメリットです
- コンロを掃除することがめんどくさい
- 電気とガス両方の基本料金を支払う必要があるので場合によっては割高になる
- 都市ガスの場合は震災でガスが停止すると復旧に時間がかかる
ガスコンロの掃除を掃除をするのは少し手間がかかる
ガス併用の家をえらぶデメリット1つ目は、IHコンロに比べるとガスコンロの掃除をすることが手間がかかるところです
わたしはガスコンロもIHコンロも経験しているのでどちらもの良いところと悪いところを知っていますが、やはりガスコンロを使用してたときは掃除がすごく苦手でした
ガスコンロの掃除をするためには五徳を外して、掃除をする必要があります。吹きこぼれたものをそのまま調理したりするとすぐに頑固な汚れに変身してしまうんですよね
ガスコンロの頑固な油汚れに対抗するためにもっとも有効な方法は、重曹を使うことです
重曹はアルカリ性なので、酸化してしまった油汚れを分解することができるんです
- 水1リットルに対して重曹大さじ2の重曹水を適量つくり、沸騰させる
- 沸騰させた鍋または耐熱容器に沸かした重曹水と五徳をいれてつけおきする
- 重曹水に油汚れが浮いてきて汚れがふやけたら、歯ブラシやスポンジで擦り汚れを落とす
- 水分をふき取り、乾燥させたら元に戻す
ガスコンロは五徳以外にも掃除が必要ですが、基本的には重曹水をつかうと綺麗に汚れを落とすことができるのでおすすめです
スプレータイプのボトルを準備して、水100mlに対して小さじ1程度の重曹を溶かせばバーナー部分や天板にも使うことのできる重曹水の完成です
ガス併用の家でガスコンロを選んだときには試してみてね!
電気とガス両方の基本料金を支払う必要があるので光熱費が割高になる
ガス併用の家をえらぶデメリット2つ目は、電気とガス両方なので基本料金がかさむので光熱費が割高になることです
基本料金は割高になってしまいますが、メリットのときにも話したように都市ガスの場合ならランニングコストは安いので結果的には価格は落ち着きます
しかしプロパンガス地域の場合には、少し話が変わってきてしまうのです
プロパンガス地域の場合には、自由にガス会社を選ぶことができるためしっかりと比較をしながらガス会社を決めないとガス料金が高額になることもあります
プロパンガスはガス会社が自由に価格設定をできるから、どこを選ぶかで価格も変動してしまいます
プロパンガス地域でガス併用を検討している場合には、プロパンガスを取り扱っているガス会社の一括比較サイトを利用してあなたに合うガス会社を見つけることがもっとも大切なことになりますね
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震災がおこってガスが停止してしまうと復旧に時間がかかってしまう
ガス併用の家をえらぶデメリット3つ目は、おおきな震災がおこってしまうとガスの復旧に時間がかかってしまうということです
わたしも経験をした2011年3月に発生した東日本大震災を例にあげると、都市ガスを利用していた約40万2,000戸が復旧対象となり宮城・岩手・福島の3件は都市ガスが復旧するのに約2ヶ月もの時間がかかりました
電気や水道も止まりますが、ガスの復旧がライフラインのなかでもっとも時間がかかります
じつはプロパンガスの場合だと家にガスを保管している状態なので、震災があったとしてもガス会社の点検が終了すれば2週間程度で復旧するので都市ガスよりもプロパンガスのほうが震災には強いです
都市ガスの場合はガス管のチェックもする必要があるので、どうしても復旧に時間がかかるということは念頭に入れておき震災の対策をしておく必要がありますね
- ドライシャンプーや身体を拭くためのウェットシートを用意しておく
- カセットコンロを備えておく
- 非常食として火を使わなくても食べれるものを用意しておく
もちろん災害の対策はほかにもたくさんあるのですが、それを話てしまうと長くなってしまうので今回はこれくらいにしておきます
オール電化の家を選ぶメリットとデメリット
先ほどはガス併用のメリットとデメリットをお話しましたが、オール電化とはメリットとデメリットが反転するイメージですね
オール電化とは、ガスは一切使用しないで家庭で使用するエネルギー源をすべて電力でまかなう住宅のことをさします
いままではガスをエネルギー源として使うことが主流でしたが、熱源を電気に切り替えることで火を使うことがなくなり、住宅の安全性が高くなることが大きなメリットとなります
ガス専用の機器と比べるとオール電化に使う機器は割高であるため初期コストは割高になりますが、光熱費を1本化することができるためガスの基本料金を支払う必要がないことはメリットですね
オール電化の家をえらぶ3つのメリット
オール電化の家をえらぶ最大のメリットは熱源に火を使用しないので、火災のリスクを減らすことができるところがメリットです
また光熱費を電気だけに1本化することができるので、太陽光発電の設置することで家で使っている電気を自家消費することができます
オール電化の家はエコキュートを使用していて、タンク内にお湯を常に貯めています
そのため飲料水としては利用できませんが、断水したとしても生活用水を確保できるところはオール電化のメリットといえるでしょう
- 熱源に火を使う必要がないので火災のリスクを下げることができる
- ガスを使用しないので、光熱費の1本化をすることができる(太陽光発電も効果的)
- エコキュートのタンク内を災害があったときに使うことができる
キッチンなどで火を使わないので火災のリスクを下げることができる
オール電化の家をえらぶ1つ目のメリットは、キッチンなどで火を使わないので火災が発生するリスクを減らすことができることです
IHコンロはインダクションヒーティング(電磁誘導加熱)という方法で加熱をしています
簡単に説明をすると、電気で磁力を発生することのできるコイルから磁力線(磁場)がIH対応のフライパンや鍋(鉄製が理想)の底面にあたることで熱を発生できるような仕組みです
そのため実はIHコンロ自体は発熱せず、IH対応のフライパンや鍋の底面だけが発熱するので持ち手部分が熱くなってしまうような心配はいりません
IHコンロはフラットな作りなので掃除も使用するたびに軽く水拭きをするだけで、日常的なお手入れができて清潔を保ちやすいです
しかしお子様のいる家庭だと、フライパンや鍋を加熱調理したあとに誤ってIHコンロに触れてしまうとやけどの恐れがあるのでそこだけは注意が必要です
IHコンロ本体は熱を発生させなくても熱い鍋が置かれていたところはコンロも熱くなってしまっています
火を扱わないので引火などの心配がいらないという面で火災のリスクが下がるというお話をしましたが、IHが原因の火災の可能性はあります
それは揚げ物などの油の温度が急激に上昇してしまった場合です
普段あげもの調理をする方はご存じだと思いますが、揚げ物をするときの油の温度はおよそ170~180℃程度の温度で調理することが一般的です
その揚げ物をする油が発火する温度はどのくらいかというと、360℃以上です
油の節約をするために油の量コンロの規定量よりも少なくして調理をしたりすると、油は熱を溜め込みすぎて火がない状態でも発火する恐れがあるのです
IHを選ぶ方は、揚げ物調理をするときには油の温度を計りながら調理することをおすすめします
ガスが必要ないので光熱費の基本料金を1本化できる
オール電化の家をえらぶ2つ目のメリットは、光熱費が電気料金だけで済むのでガスの基本料金は発生せず光熱費の基本料金を1本化することができることです
ガス併用の家庭はお湯を沸かしたり、キッチンで加熱調理をするときにガスで火を使用しますがオール電化は名前の通り電気だけで熱源まで賄うことができます
そのためガス会社と契約をする必要がないため、光熱費の基本料金は電気代だけ支払えば問題ないということになります
光熱費が1本化するので、光熱費がどのくらいかかっているのかもわかりやすくなりますよ
オール電化の家の電気代がどのくらいかかるのか気になる方は、Z空調で24時間暖房運転をしている冬の電気料金の記事があるのでそちらを確認してみることをおすすめします
\ Z空調オール電化の冬の電気料金の記事はこちら /
太陽光発電を取り入れると自家消費をして生活することも可能になる
わたしたちはオール電化の家庭を選択するのであれば太陽光発電を取り付けることをおすすめします
なぜかというと、近年電気代は高騰している傾向にあることと電力会社との契約内容にもよるのですが昼間の電気代は夜よりも高くなる傾向にあります
太陽光発電を設置した家庭なら晴れている日中は、ソーラーパネルが太陽光で発電している分電力会社から購入せずに家庭で電力を使用することができます
もちろん使用した分の電力は売電することができませんが、買電>売電の電気価格なので売電でお金をもらうことを考えるよりも自宅で使用する電力をいかに発電した電力で賄うことができるのかを考えることがおすすめです
蓄電池は家を購入するときに取り付けてもいいのですが、ゆっくり考えても良いところでもありますのでとりあえず太陽光発電を設置するだけでも家を建てる時点でおこなうと電気代高騰に悩まされることが減少します
蓄電池を取り付ければ、曇りの日や夜に使用する電力も蓄えている電力で賄うことができますよ
太陽光発電や蓄電池についてまとめた記事がありますので、気になる方は下の記事を確認してください
\ 太陽光発電や蓄電池についての解説記事はこちら /
断水してもエコキュートのタンク内の水を使うことができる
オール電化の家をえらぶ3つ目のメリットは、災害で断水してしまったときなどもしものときにエコキュートのタンクに溜めている水を使用することができることです
断水して水が使えなくなると困ることの一例をあげるとすると以下の通りです
- トイレを流すことができない
- 顔や歯を洗うことができない
- 食器などを洗うことができない
エコキュートのタンクの中にある水やお湯は生活用水として使用することができますが、基本的には飲料水として使用することができません
なぜ飲むことができないのかというと、エコキュートのタンク内のお湯は湯沸かしをしているため本来水道水に含まれているカルキなどの殺菌成分が薄れてしまっているからです
そのほかにも、長時間使用しているとわずかなゴミや水垢などがタンク内に沈殿している可能性もあるので飲料用には適さないという見解なんですね
とわいえ、飲料用の水を蓄えていなかった家庭やストックしていた水が足りなくなってしまって脱水症状になっては本末転倒なので最悪のケースのときのためにカセットコンロを準備して煮沸処理をすることも検討しておく必要があります
エコキュートのなかの水は飲料用に適していないので最終手段として考えてください
停電してしまったときのことや自然災害のときに煮沸処理ができるようにするためにも、カセットコンロとガスボンベは備えておくといいですね
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オール電化の家をえらぶ3つのデメリット
オール電化のデメリットは、ガスコンロや給湯器に比べるとオール電化の機器のほうが本体価格が少し割高なので初期費用や買い替え費用がガス併用に比べると高くなってしまうことです
そしてガスコンロと違って電気で作られた磁力によって加熱をしているので、鉄のような磁石がくっつくような鍋やフライパンを使わないといけないので調理器具えらびも必要になります
そして灯り以外にも加熱調理をしたりお湯を沸かしたりするときも電気が必要なので、太陽光発電や蓄電池の設置をしていないと停電してしまったときに何もできなくなってしまう可能性があります
- IHコンロは炙り調理をすることが苦手であること
- ガスの機器よりもオール電化の機器のほうが割高であること
- 太陽光発電または蓄電池がない場合には停電すると何もできなくなってしまう
火が使えないので炙り調理をすることが難しい
オール電化の家をえらぶ1つ目のデメリットは、熱源が電気なので炙り調理することが苦手であることです
いままでガス火を使用したキッチンを使用していた方は、最初に気になることかと思います
我が家で使用しているIHコンロにはラジエントヒーターというのが付いていますが、IHコンロ自身が熱くなるのでやけどをする恐れがあったり、炙り調理に挑戦しましたが正直イマイチに感じたりしました
お餅とかを食べたい場合にはトースターを使用するといいですね
焼き海苔などはラジエントヒーターを温めて、その上で焼き海苔をガス火と同じように温めると湿気った海苔も復活を見込むことができます
焼き魚などはグリルが付いているIHコンロであれば、調理することは可能です
我が家のIHコンロのグリルにはどんな魚を焼くのか選ぶモードがあって、それを選択すると自動で美味しく調理してくれるので魚焼き調理は簡単に作ることができますよ
ガス専用の機器よりもオール電化の機器のほうが本体費用が割高
オール電化の家をえらぶ2つ目のデメリットは、オール電化用の給湯器やコンロの本体価格がガス専用のものに比べると割高になってしまうことです
ガスコンロはホームセンターで販売されているような据置型のものであれば、ガスコンロを台に設置してガス栓にガスホースをつなげるだけで簡単に取り付けることができます
一般的に新居に設置されるガスコンロはキッチンに組み込まれているタイプのビルトイン型です
どのくらいガスコンロとIHコンロで価格に違いがあるのかというと、設置する換算するとガスコンロが6~25万円くらいなのに対してIHコンロは15~25万円です
ガスコンロも高いものを選ぶと同じくらいの価格になってしまいますが、安いコンロを選ぼうとするとIHコンロのほうが高いっていう感じですね
太陽光発電や蓄電池がないと場合は停電だとなにもできなくなる
オール電化の家をえらぶ3つ目のデメリットは、自然災害などで停電してしまうと太陽光発電や蓄電池を設置していない場合室内で電気エネルギーで動くものはすべて停止してしまうことです
例えばガス併用である場合には、ガスコンロは基本的に種火に電池を使用しているので停電していてもガス調理をすることはできます
しかしオール電化の場合だと、熱源もすべて電気で賄っているので100%電力会社から電気を購入している家庭だと電気をまったく使用できなくなってしまいます
電気に依存している家庭のデメリットですね
そのため、オール電化の家庭を選ぶのでば新築の家を建てるときには日陰になってしまうような家でない限りは太陽光発電を設置することをおすすめします
オール電化を選ぶなら太陽光発電設置をおすすめする理由
わたしたちはオール電化の家に住んでいますが、太陽光発電を屋根の上に設置しています
そのため晴れている日だと3kWh以上の電力を発電して、良いときだと20kWh以上の電力を1日に発電してくれていてとても優秀です
ちなみに我が家の夏はだいたい1日あたり15kWhぐらいの電力を消費しているよ!
電力としては申し分ないくらい発電してくれているのですが、まだ蓄電池を設置していないので夜は電力会社から電力を購入してます
晴れている昼間の電力は基本的に売電をしつつ、瞬間的に消費する電気だけは発電した電気を使用しています
これは昼間に電力が高くなる傾向にあるオール電化の電気料金ととても相性が良いため、オール電化の家を建てるなら一緒に太陽光発電を設置することをおすすめしたいです
- 電気料金が高騰していても太陽光発電を自家消費することで電気代を安く済ますことができる
- 停電したとしても日が出ている時間帯なら太陽光発電のみでも電力を使うことができる
- 屋根にソーラーパネルを設置することで、暑さや寒さの緩和にもつながる
電気料金が高騰しても太陽光発電を自家消費して買電を減らすことができる
オール電化の家に太陽光発電を設置することをおすすめする1つ目の理由は、電気使用料金が高騰しても太陽光発電があれば自家消費ができることです
自家消費というのは、名前のとおり自宅で発電した電力を家のエネルギーとして消費することです
家で発電した電力を使用して生活することで、電力会社の電気料金が高くなったとしても自宅で発電した電力を使用してるときには電気代を支払う必要がないので安心です
しかし我が家と同じような太陽光発電は設置しているけど蓄電池がない家庭は雨の日や夜など太陽が見えないときには電力会社から電気を購入する必要があることは念頭にいれておきましょう
蓄電池は急がなくても良いと思うけど、取り付けたほうが良いとは思いますね
災害で停電しても日が出ている時間帯なら太陽光発電のみでも電気を使用できる
オール電化の家に太陽光発電を設置することをおすすめする2つ目の理由は、停電していても太陽光発電を設置していれば電気を使うことができることです
オール電化は名前のとおり家庭で使用しているエネルギーを電気ですべて賄っているので、停電してしまうと灯りやエアコンはもちろんキッチンでの加熱調理やお風呂のお湯も沸かすことができません
ガス併用なら停電してもガスコンロなら使うことができるけど、IHは電気なので使えないですね
しかし太陽光発電だけでも設置していれば、日中の太陽がでている時間帯なら停電していても電気を使用することができます
もちろん蓄電池を備えていれば停電したとしても晴れている日が続いて故障などがなければいつも通り電力を使うことができるので余裕ができたら蓄電池も検討したいですね
屋根にソーラーパネルを設置することで暑さや寒さの緩和につながる
オール電化の家に太陽光発電を設置することをおすすめする3つ目の理由は、屋根にソーラーパネルを設置することで夏の暑さや冬の寒さを緩和することができることです
なぜかというと、夏の場合はソーラーパネルを屋根の上に設置することで屋根が直接温められる面積が少なくなります
そのため、夏にソーラーパネルなしの家とソーラーパネルを設置している家だと屋根の下にある野地板の温度にはおよそ10℃以上の違いがでたという調査結果があります
夏ソーラーパネルなし | 49.32℃ |
夏ソーラーパネルあり | 38.4℃ |
夏の温度差 | -10.92℃ |
ソーラーパネルがあると10℃近くも緩和できているんですね
太陽光発電で発電している電気でZ空調を動かしていて、なおかつ屋根裏の温度が上がりにくいようにしているということはエアコンのエネルギー効率にもつながって節電効果も見込めます
これはソーラーパネルが屋根に直接あたるはずだった太陽の熱をある程度シャットアウトしてくれているので遮熱効果があるからです
それでは冬はどうなっているのでしょうか
冬ソーラーパネルなし | 8.12℃ |
冬ソーラーパネルあり | 13.35℃ |
冬の温度差 | +5.23℃ |
なんと夏は遮熱効果で屋根だけのときよりも暑くならないのに冬はソーラーパネルがあるほうが暖かいという結果なのです
これは不思議な結果ですけど、理由を考えると納得できるんですよね
夏は暑さを緩和していたのに、冬は温かくなるのかというとそれは放射冷却の抑制がされているからです
昼間は地球から出ていく熱よりも太陽から受ける光のほうが強いため、地表は温められます。
逆に、夜は太陽光線はなくなるのに対し、地球からは赤外線として熱が放出され続けるために地表は冷えていきます。このように、地表面から熱が放出されて冷えることを放射冷却と言います。
ウェザーニュース 今さら聞けない放射冷却のメカニズムとはより引用
放射冷却は冷え込んだ朝に限らず起きていて、それが顕著にあらわれたかどうかが気温の低下に影響しているのです。
ようするに、温められている家の熱を逃がさないようにすることにソーラーパネルが一役かってくれているということですね
オール電化VSガス併用選ぶポイントのまとめ
わたしも最初はガス併用にするかオール電化にするかで悩んだので、長い記事になってしまっいました
さいごにオール電化とガス併用どちらを選択するかというのは、まず1番にあなたたち家族がどうしたいのかということをまず1番に考えましょう
もしプロパンガスの地域で2人暮らしだったとしても、キッチンはガスコンロが良いというこだわりがあるならガス併用を選ぶべきです
でも特にこだわりはないけど、実際どっとを選んだ方がお得に過ごすことができるのかというと都市ガスならガス併用でプロパンガスの地域でなおかつ少人数家族ならオール電化というイメージですね
そしてオール電化の家で日当たりの良い土地であれば、屋根の上に蓄電池は後回しでもいいけど太陽光発電だけは設置することをおすすめします
- あなたがオール電化とガスに魅力を感じるなら素直にその気持ちに従う
- コスパで考えるなら都市ガスまたは大家族ならガス併用がおすすめ
- 少人数家族やエネルギーを自家消費したいならオール電化がおすすめ
ガスやオール電化にこだわりがあるなら素直にその気持ちで選ぼう
ガス併用またはオール電化を選ぼうとしたときに、あなたにこだわりがあるのであればその気持ちに素直に従うことをおすすめします
例えばIHとガスコンロでは使える調理機器の幅も変わってきますし、特にIHだと炙り調理が苦手だったり磁力を通すことのできない鍋やフライパンを使えないなどのデメリットがあります
普通に炒め物や煮物をするには申し分ない熱伝導率があるけれど、使い慣れた調理機器を手放さないといけない可能性もあるのでガスまたはオール電化は好みで選んでいいと思います
都市ガス地域または大家族ならガス併用の家を建てるのがおすすめ
ガス併用がおすすめな家庭は、住もうとしている地域が都市ガスを使用できる地域の場合とプロパンガスでも一緒に住もうとしている家族が4人以上いる場合です
オール電化はすべてのエネルギーを電力でまかなう必要があるため、近年は深夜の電気料金も高騰し都市ガスであればガスのほうが初期コストもランニングコストも安くなることが多いです
また4人以上家族がいる場合、オール電化だとエコキュートのタンクを大きいものを選ぶ必要があったりお湯を沸かしたりするのに多くの電力を必要としたりします
またエコキュートのタンクのなかのお湯がなくなってしまうとタンクにお湯を沸かすまでお風呂やシャワーが使用できないなんてこともあり得るためガスのほうがメリットあると感じます
プロパンガス地域の場合は、ガスを契約するガス会社をしっかり比較して選ぶことがガス料金に大きく関わってくるので一括比較サイトを利用してプロパンガス会社を吟味することをおすすめします
\ プロパンガスの一括比較サイトはこちら /
少人数家族やエネルギーを自家消費したいならオール電化がおすすめ
わたしたちのように夫婦だけの2人家族や子供が1人だけで、プロパンガスの地域に住む場合はオール電化を検討することをおすすめします
もちろんガス専用の給湯器やガスコンロよりも導入コストは少し割高になってしまいますが、プロパンガスの契約をしなくても良いので基本料金を抑えられるところはメリットとして大きいです
初期コストが大きいということは故障してしまったときの買い替え料金も割高になってしまうので、そこは考えておく必要があります
またオール電化の場合には使用するエネルギーがすべて電気に集約するので、家を建てるときに屋根上に太陽光発電を設置することをおすすめします
もし蓄電池を保留にしていても、日が出ている間は発電している電力を自家消費することができるのでオール電化だと日中の電気料金が高くなるというデメリットを回避することができます
オール電化で電気料金に怯えながら生活するのは辛いことなので、太陽光発電はわたしたちもとりつけて良かったと本当に思いました
\ガス併用の家をえらぶ方はこちらの記事/
\ オール電化の家をえらぶならこちらの記事へ /
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