わたしたちは2021年の7月に新築の家をパパまるハウスで建てたので今年が初めての固定資産税の納税年でした
納税通知書が来るまでは、固定資産税がどのくらい納めるものなのか検討もつかなかったため自宅に通知書が届く5月になるまで家を建ててからドキドキしながら過ごしていました
そこで、わたしたちの家の固定資産税が実際どのくらいの金額だったのか公開したいと思います
戸建住宅は最初の固定資産税が1番高くて段々さがっていくといわれているよ!
- 固定資産税と固定資産の評価額について
- みみたろ家の最初の固定資産税はいくらだったのか
- どのような家が固定資産税の値段が高くなりやすいのか
わたしたちが住んでいるZ空調の平屋の初めて納税する固定資産税は1年で69,000円の支払いでした
固定資産税評価額の目安は建築費の6割程度と言われており、わたしたちが住んでいる家はローコスト住宅だけどいろいろと加味するとトータルで2,500万円の費用がおおよそかかりました
2,500万円の6割は1,500万円なので、固定資産税を計算する計算式で計算するとおよそ20万円程度の固定資産税がかかる予想でした
なぜ固定資産税が想像していたよりも安かったのかと、実際の固定資産税評価額についても公開したいと思います
固定資産税とは固定資産を所有する人が納める地方税のこと
固定資産税とは、その年の1月1日時点で土地や
一般的な家庭では土地と家屋が課税対象となります
土地は住宅が建てられている土地はもちろん、私有地に田んぼや畑がある場合も課税対象となります
また家屋はあなたが住んでいる家以外にも、例えば3方向以上が壁で囲われている納屋や車庫などがある場合はそちらも固定資産税の課税対象となることを覚えておきましょう
固定資産税はどうやって計算されて決まるの?
固定資産税が地方税であなたが住んでいる地域のために使われているということがわかりましたが、固定資産評価がどのようにおこなわれているのか気になりますよね
まずはあなたが住んでいる建物の固定資産税を計算する方法から確認してみましょう
課税標準額(固定資産税評価額)×税率(1.4%が目安)=固定資産税
いろいろとわからない単語が出てきたと思うかたもいると思うので、もう少しかみ砕いてお話しますね
課税標準額とは固定資産税を計算するときの基礎となる金額のこと
課税標準額とは、住民税(地方税)の計算の基礎となる金額のことです
今回は固定資産税を計算するときの基礎となる金額が課税標準額ということですね
固定資産税を計算するときの課税標準額は固定資産の評価額から決められていて、家を建てたり増築したりすると入居後1~3ヶ月以内に住んでいる自治体から家屋調査の連絡がきます
わたしたちも住んで2~3ヶ月くらいのころに役所のかたが家屋調査にきました
家屋調査をせずに不動産に関する書類のみで調査することも可能ではありますが、実際に調査してもらうよりも評価額が高くなってしまい固定資産税が高くなってしまう可能性があります
家屋調査は家のなかから、敷地内の屋外まで調査しますがわたしたちの場合は2人で来て30分もかからず終了しました
家屋調査当日には、スムーズに調査するために建築設計の平面図面などをあらかじめ用意しておくことが大切です
固定資産の評価額は役所または町村役場で調べることができる
固定資産税を支払う書類には、土地と家屋のトータルの評価額しかわからないので詳細を知ることができません
しかしお住まいの地域の役所または町村役場の税務課にいくと、固定資産課台帳に登録されている価格などの詳細を確認することができます
無料で閲覧できる期間は、毎年4月1日から固定資産第1期の納期期限日までの5月末までです
地域によりますが、わたしたちが住む地域では名義人である本人と配偶者は運転免許証などの身分を証明できるものを持参すると確認できます
気になるかたは、確認するのに必要なものをお住まいの地域の役所や役場に電話して確認しましょう
閲覧期間が過ぎた後でも固定資産評価額を確認する方法
固定資産税を支払うことに対しての詳細を閲覧できる期間は4月~5月までの2ヶ月間だけなので、逃してしまうかたも少なくはないと思います
有料でも確認してみたいという方は、評価証明と公課証明を取得してみることをおすすめします
200~500円程度で1枚取得することができますが、資産に該当する土地や建物などが多いと取得するときにバラバラなので値段が高くなることもあります
評価額の閲覧するときと同様、名義人または配偶者なら身分を証明できるものがあれば取得できますが自治体によって異なる場合があるので電話をして必要なものを確認してから行くことをおすすめします
評価証明と公課証明も役所または役場の税務課で身分を証明できるものがあれば取得できます
固定資産税評価額の目安は建築費や購入価格の6割程度が目安
新築の建物の固定資産の評価額の正確な根拠などはありませんが、建築費・購入価格の6割程度が目安になる金額なことが多いとさまざまなところで調べて記載されていました
建築費と購入価格というのは少し意味が異なり、建築費はわたしたちのように家を建ててもらったものと建売だと異なるということですね
建売を不動産会社で購入すると、購入価格に不動産会社の利益が余計にかかるからです
わたしたちが住む家は、農地転用などの費用で少し割高になってしまいましたがだいたい2,500万円程で建てました
2500万円ということは、1割が250万円なので6倍にすると1,500万円ということになりますね
固定資産税の計算方法にのっとって予想をするとこのようになります
2500万円の1割は250万円
建築費の6割なので250万円を6倍すると1,500万円
1,500万×0.014=210,000円
農地転用など本来であれば建築費には入らない金額も入っているので割高な算出をしています
おそらく予想では計算した金額よりも少ない金額であってほしいと感じてました
それでは実際の固定資産税評価額と固定資産税は年間でいくらだったのかお話します
Z空調25坪平屋の実際の固定資産税はいくらだったのか
固定資産の評価額のお話をするにあたり、わたしたちが住んでいる家のスペックをまず紹介します
- 関東の少し立地条件の悪いところに住んでいる
- 25坪平屋なので床面積は狭く、階数は少ない
- 外壁は最低限のブロック塀のみで車庫などは設置していない
- 2021年7月に新築で木造建築
- 敷地面積は少し広め
- オール電化でZ空調(全館空調)と太陽光発電とエコキュートが付いている
なぜ住宅のスペックについてお話したのかというと、一戸建ての場合はどのような住宅を建てたのかでも固定資産の評価額が変化するからです
どのようなスペックの家を建てると固定資産税が上がってしまうのかもあとでお話しますね
そもそも新築戸建ては固定資産税を始めて支払う初年度から3年間、軽減措置がされています
そのため、固定資産税を支払い始めてからの最初の3年間は本来の支払うはずの金額の半分の税金が通知されるということですね
それでは3年後に固定資産税が高くなってしまうのかというと、通常であればはじめての固定資産税の支払額と変わらないことが多いです
なぜかというと、3年に1回固定資産税評価額の見直しがあるからです
Z空調の家は基本的に木造住宅なので、固定資産税は下がりやすい傾向にあります
ただし例外として、あなたが住んでいる地域が開発されて土地の価格が急激に高騰してしまうというケースもあります
- 本来の固定資産税は12万だったが軽減措置がされて約7万円だった
- 家屋にたいする課税標準額(固定資産税評価額)は730万だった
- 地域が活性化して土地の価格が高騰しない限りは固定資産税は上がらないと考えられる
最初の3年間は固定資産税の半額が軽減措置されて納税の請求される
新築の一般的な住宅を建てた場合、新築後の3年間は固定資産税(税金)が半額になるという軽減措置があります
我が家はこの軽減措置が適応していたため、想像していたよりも固定資産税が安かったということがわかりました
なぜ3年間なのかというと、3年に1度固定資産税評価額が見直しされるからだと考えられます
一般的な戸建て住宅は、木造住宅なことが多いです
そのため、3年後の固定資産税評価額の見直しをしたあとには軽減措置は解除されているけど評価額がさがるためさほど変わらない固定資産税になることが多いそうです
2022年度の初めての固定資産税の納税のタイミング
わたしたちの固定資産税は1年で合計約7万円だったのですが、1年で支払う固定資産税は一括で払う必要はありません
固定資産税の支払い納期は4回あり、それまでの間に第1期分から順番に支払いを終わらせていきましょう
もちろんまとめてお支払いすることもできますよ
第1期分 | 18,100円 | 5月31まで |
第2期分 | 17,000円 | 8月1日まで |
第3期分 | 17,000円 | 12月26日まで |
第4期分 | 17,000円 | 翌年2月8日まで |
また、固定資産税の支払い方法は大きく4通りあります。お好みの支払い方法を選びましょう
- コンビニなどで現金支払い
- 金融機関に口座振替依頼をして納税義務が発生したタイミングで自動引き落とし
- 各市町村の専用WEBサイトでクレジット支払い
- ATMまたはネットバンキングでペイジー支払い
特にこだわりがない場合は口座振替が1度依頼しておけば自動で支払われるので、延滞金発生のリスクを抑えることができておすすめですね
領収書・受領書を受け取りたい場合には、現金支払い以外では受け取ることができないので注意しましょう
固定資産税が高くなる家と安くなる家の条件と傾向
固定資産税は土地と家屋の評価額できまるというのはお話しましたが、どのような住宅が固定資産税が高くなるまたは安くなる傾向になるのかを軽く話したいと思います
まずはあなたの家が何で作られているのかということろからです
わたしたちが住んでいる家は木造住宅なので、住み始めてから築年数が経つと経年劣化していくため評価額が下がります
しかしマンションのような鉄筋コンクリート造りの家は、耐用年数が長いので固定資産税は下がりにくい傾向にあります
また、家の階数が高い家や床面積が広い家、全館空調・床暖房・浴室乾燥機などにも評価額が高くしまう影響が及びます
固定資産税評価額が高くなる家の特徴
固定資産税評価額が高くなってしまう家の特徴は、家に付けたいと思ったものをいろいろと付けている家です
例をあげるのであれば、全館空調や床暖房あとは浴室乾燥機などがあげられますね
また外壁など見た目がカッコイイタイルや漆喰を選ぶと固定資産税が高くなる傾向にあります
Z空調は全館空調に含まれるので固定資産税評価額の対象です
そのほかにも、住宅以外の建物があると固定資産と認定されてしまうのでガレージのような車庫や立派な倉庫が欲しいときには固定資産税が上がることを視野にいれておく必要があります
- 全館空調・床暖房・浴室乾燥機など家にあると快適になるものが備わっている
- 鉄筋コンクリートなど木造住宅以外の建物
- 住んでいる住宅以外に車庫や納屋など壁が3方向以上の建物がある
- 屋根とソーラーパネル一体型を取り付けている
- 外壁にグレードの高い材質(タイル・漆喰など)を使用している
全館空調(Z空調)・床暖房・浴室乾燥機などが備わっている
固定資産税評価額が高くなってしまう理由1つ目は、全館空調や浴室乾燥機などが備わっていることです
全館空調のような埋め込み式エアコンは、固定資産税評価額の加点対象に含まれます
そのため、Z空調を含む全館空調は固定資産税が高くなってしまう原因になるのです
ちなみに、家電量販店で売っているような普通のエアコンは固定資産税評価額には含まれないんだよ
全館空調のほかにも、床暖房や浴室乾燥機などを住宅に取り付けたいと考えている方もいると思いますがこれらも固定資産税評価額の加算対象になります
もちろん、家を建てるにあたって自分が納得できるのであれば取り付けたほうが良いと思うのですが、あれば使うかもしれないって感じで取り付けるのはイマイチかなと思うところですね
木造以外の鉄筋コンクリート・鉄骨コンクリートの建物
固定資産税評価額が高くなってしまう理由2つ目は、鉄筋コンクリートなど耐用年数が長い家を作ることです
建物には、木造住宅と鉄筋または鉄骨コンクリート住宅の大きく2種類あります
木造住宅は木材を利用して作られているので、材質は安価ですがどうしても経年劣化しやすいということが特徴です
鉄筋やコンクリートを使用している建物は木造住宅に比べると耐用年数が長いです
そのため、初期費用は木造住宅よりも高く劣化しにくいので、築年数を重ねても固定資産税評価額が下がりにくいという特徴があります
それだけリフォームをしなくても使用できるといことなので、初期費用は高いですがランニングコストとしては最終的に安くなる可能性もあります
このあたりは、あなたがどのような家が好みかで選んでも良いと思います
家の本体価格が安い家は木造住宅であることが多いですね
車庫や物置があると家屋にカウントされて固定資産税が上がる
固定資産税評価額が高くなってしまう理由3つ目は、車庫や立派な物置を作ってしまうことです
物置や屋根と壁に囲われている車庫(ガレージ)を設置したいというのは車の趣味やアウトドアな趣味を持たれている人には夢がありますよね
しかしそのようなものに憧れを持っているかた、少しだけ考えてからにしましょう
屋根と三方向を壁で囲んでいるものは、固定資産と認定されるので固定資産税評価額が高くなってしまう原因になってしまいます
裏を返すと、3方向囲われていなければ固定資産とはみなされません
例えば、ガレージではなく駐車場にカーポートを設置するのは固定資産とはみなしません
そのほかにも、基礎を打っていないプレハブ小屋なら固定資産税はかかりません
コンテナを倉庫代わりに使用しても固定資産税はかかるから注意してね
固定資産税評価額が低くなる特徴
固定資産税は新築の家を建てるだけで、3年間は軽減措置が適応されて半額になりますので想像しているよりも安くなることが多いです
ですがこれは軽減措置が適応したからこその安さなので、根本的なところを固定資産税安くできるなら安くしたいと思いますよね
それではどのような家が固定資産税が安くなるのか例をあげてみましょう
- 車庫や倉庫などを作らず、カーポートや簡易的なプレハブ小屋を作る
- 平屋と2階建てだと同じ延床面積なら2階建てのほうが安い
- シンプルな造りにすること
- 木造の家屋を選ぶ
- ソーラーパネル一体型を選ばない
駐車場や倉庫はカーポートやプレハブ小屋程度にしておく
固定資産税評価額を低くする方法1つ目は、駐車場・物置をカーポートやプレハブ小屋程度で済ませることです
固定資産と認定されてしまう家屋とは、屋根と3方向の壁がある建物のことを指しています
そのためしっかりとしている車庫や物置を新築の家と一緒に建築してしまうと、初めて支払う固定資産税が高くなってしまい驚いてしまうこともあります
もしカーポートのような屋根だけのものであれば、固定資産税評価額が含まれないのでそのようなものでもいいのであれば簡易的なものを選ぶのをおすすめします
家の大きさを求めるのであれば平屋ではなく2階建てを選ぶ
固定資産税評価額を低くする方法2つ目は、延床面積が大きめな家を望んているのであれば平屋ではなく2階建てを選ぶことです
なぜ2階建てのほうが安くなるのかというと、平屋よりも縦長になるので屋根や基礎などが平屋の半分で済むからです
固定資産税評価額は住宅を作るときの材料が増えると資産価値が高くなるというイメージですね
わたしたちが住んでいるのは平屋ですが、2階建てにも良いところはあるので好みで選びましょう
平屋を作るなら木造でシンプルな造りにする
固定資産税評価額を低くする方法3つ目は、平屋をのであれば木造でシンプル造りにすることです
延床面積が大きめな家を求めているのであれば2階建てを選ぶことをおすすめしましたが、平屋の良いところは延床面積が小さくても広く感じられることです
なぜ広く感じられるのかというと、やはり廊下や階段というスペースが無いところが大きいです
またZ空調の家だからこそ、空調をしていても部屋の扉を開けっ放しにすることができるので我が家は25坪でも全然小さいとは感じませんよ
またシンプルな造りというのは、家に取り付ける全館空調や床暖房などのものは自分が必要なものだけを選ぶということがあげられます
平屋について興味があるかたは下の記事も覗いてみると参考になると思います
太陽光発電をつけるなら屋根とソーラーパネル一体型を選ばない
さいごに、わたしたちの家には太陽光発電を取り付けていますが屋根とソーラーパネル一体型は選ばないことを推奨します
屋根一体型のソーラーパネルとは、名前の通り架台を設置する必要のない屋根材にソーラーパネルが組み込まれているもののことです
メリットとしては、デザイン性がよくてソーラーパネルの設置をするときに架台を設置する必要がないので穴をあける必要がなく雨漏りの心配がないことですね
デメリットは、今話題にしている固定資産税評価額が上がってしまうことと屋根と一体型だからこそ故障してしまったときのリスクが高いです
取り替える費用もメンテナンス費用も一体型は高めな傾向があります
また一体型だからこそ架台がなく熱が放出できるスペースがないので、高温状態になり発電効率がおちるというデメリットもあります
我が家は架台が付いているタイプの屋根置き型のソーラーパネルを利用していますが、10kW未満であれば固定資産税評価額の対象とならないことが多いです
各自治体の判断によって違いがあることもあります
平屋で太陽光発電を取り付けることを検討しているのであれば下の記事が参考になると思うので興味がある方はご覧ください
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