蓄電池を設置するとき、まずはじめに屋外に設置するか屋内に設置するか悩むところですよね
しかしながら屋外に設置するためには5つの条件をクリアしている必要があります
- 直射日光に当たらないこと
- 熱がこもりにくく、高温多湿にならないこと
- 積雪・雨水が直接当たらないような環境
- エアコン室外機2台分くらいの広い設置場所があること
- 塩害地域でないこと
意外とこの条件をしっかりと満たすことができる地域は限られているかと思います
屋内に設置することで天気や気候の影響は受けなくなりますが蓄電池が居住空間を圧迫したり、蓄電池の運転音が気になったりするというデメリットもあります
今回は蓄電池の設置場所について詳しく考えていきます!
- 蓄電池を屋外に設置することが難しいところ・どんな環境がいいのか
- 屋内に設置するときの注意点とメリット
- 蓄電池と消防法の関係性について
- 蓄電池を設置するのにおすすめな場所
もしも屋外に蓄電池を置けないような環境だなと思ったあなたもまだ蓄電池を設置できる可能性はあります
例えば寒い地域である場合、蓄電池は-20℃以下には耐久がないことが多くそもそも寒かったり暑かったりする環境は蓄電池の寿命を縮めてしまいます
もしも屋外に蓄電池に設置が難しいと感じた場合は屋内に設置することも検討してみましょう
蓄電池を屋外に設置するために必要な環境5選
太陽光発電を設置すると、太陽が出ていない時間帯も自家発電した電気を消費したくなりますよね
日の落ちてしまった夜の時間帯や、雨で太陽が隠れてしまっている日にも太陽光発電をした電気を使うためには売電をしないで蓄えておく必要があります
家庭に電気を蓄えるには蓄電池が必要ということですね
ですが屋外に蓄電池を設置したい場合、5つの条件を満たせないと屋外に蓄電池を設置することが難しい可能性があります
- 直接日光を避けることができる環境
- 高温多湿をさけることができる
- 積雪・雨水などを避けることができる環境
- 屋外にエアコンの室外機2台分の空き面積がある
- 塩害地域でないこと
直射日光に当たらない環境であること
蓄電池を置くことができる条件1つ目は、直射日光に当たらないことです
蓄電池は日陰に設置することが原則で、もし長時間直射日光にさらされてしまうと蓄電池が高温状態になり熱暴走を起こしてしまうことがあります
また蓄電池の寿命も短くなってしまったり、発火事故の原因にもなりますので注意しましょう
原則、建物の南側は日に当たりやすいため設置することができません
高温多湿をさけることができる環境
蓄電池を置くことができる条件2つ目は、高温多湿を避けることができる環境であることです
直射日光の高温状態は蓄電池の寿命が短くなってしまったり、発火事故を起こしてしまう可能性があると伝えましたが湿度の高い場所も蓄電池は苦手です
湿度が高い環境の場合、蓄電池の部品が錆びてしまう可能性があります
部品がさびてしまうと、蓄電池の劣化や故障のリスクが高くなってしまいます
水はけの悪い場所も避けるのが理想ですね
積雪・雨水などを避けることができる環境
蓄電池を置くことができる条件3つ目は、積雪地域・雨水を避けることができる環境であることです
高温状態が苦手な蓄電池、実は低温にも耐性がないので弱いです
蓄電池は-10℃または-20℃以下になる可能性のある場所に設置しないように注意喚起されているものがほとんどです
また積雪していまった雪が蓄電池の排熱を妨げてしまい、高温になってしまう可能性もあるので排熱箇所には十分に注意してください
どうしても積雪地域で蓄電池を設置したい場合は、耐寒性能の高いものを選んだり、軒下または設置する場所に台座を用意しましょう
屋外にエアコンの室外機2台分の空き面積があること
蓄電池を置くことができる条件4つ目は、エアコンの室外機2台分の空き面積があることです
また屋外用の蓄電池は120~250キログラムもの重量がありますので、設置する場所にはコンクリート基礎が必要ですね
蓄電池の重さが重いほど、設置工事費が高くなってしまいます
屋外に設置する設置工事と電気工事を合計した工事費は20~30万円を目安に考えておくといいでしょう
塩害地域でないこと
蓄電池を置くことができる条件5つ目は、塩害地域ではないということです
塩害地域の場合、設置不可または保証対象外になることが多いです
塩害地域だとソーラーパネルを支える架台が劣化して屋根から落下したり、内部配線が腐食してしまったりする可能性があります
特に海岸から500メートル以内の重塩害地域は設置することが難しくなってしまいます
室内に蓄電池を置くメリットと気を付けること
屋内に蓄電池を設置する場合、蓄電池に対して天気や気候の影響を受けなくていいという大きなメリットがあります
例えば屋外に置く5つの条件をクリアしている環境だとしても、ゲリラ豪雨や台風など予期せぬ水没のリスクも少なからずありますからね
室内に蓄電池を設置するデメリットは、居住空間を圧迫してしまうことや蓄電池の運転音がきになることですね
室内に蓄電池を設置するなら消防法を確認しよう
家庭用蓄電池を安全に使用するために、消防法が適用されているか確認する必要があります
消防法の確認は設置する人自身が確認するわけではなく、施工業者やメーカーが確認をしてくれるので安心してくださいね
蓄電池を設置することを検討しているならしりたい9つのことを紹介します!
- 家庭用蓄電池は基本4800Ah未満(消防署に届出が不要)
- 燃えにくい素材の床に設置する
- 金属製の床材のときは通気性が必要
- 換気しやすい環境を確保する
- ダクト・配線が壁を貫通するときは燃えにくい素材で埋める
- 屋外の設置の場合は3メートル以上距離を離す(例外あり)
- 浸水しない場所に設置すること
- 転倒・落下などの防止対策をする
- 蓄電池には極力近づかない
蓄電池を置くのにおすすめな場所
蓄電池を気候から守りたいという方は室内への設置がおすすめですが、音がきになったり室内用でも50~60キログラムの重さがあるので床の耐荷重性能を確認する必要があります
蓄電池の運転音は35~40デシベル程度なので、Z空調のエアコンの運転音のほうが大きいですね
蓄電池の運転音や居住スペースを圧迫してしまうことを許容できるなら室内に設置することを検討することをおすすめします
室内に設置するときは換気・燃えにくい素材であることも大切だよ!
音や居住スペースを圧迫することを許容できない場合、あなたが住んでいる地域などが蓄電池を設置することに適している環境であれば屋外の設置もいいですね
屋外に設置する場合は基本的には北側の直射日光の当たりにくい環境の場所がいいですね
蓄電池に興味がある方は1度比較見積もりをして、あなたの家に適した蓄電池を見つけてみることが大切です
比較をすることで、1社では出てこなかったより良いアイデアが見つかることもありますよ
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