太陽光発電と蓄電池を併用するとどんなメリットがあるの?

現在太陽光発電を取り入れながらZ空調を使って暮らしています

パパまるハウスで家を建てたとき太陽光発電を設置したため、晴れているときの昼の電気代はまかなうことができているので電気代の高騰にも耐えしのぐことができています

我が家冬の電気代が気になる方はこちらの記事をどうぞ

もし蓄電池を取り付けることができれば、冬は日の出ている時間が短いので100%太陽光発電で賄うことは難しいですが1年間家で使う電気代の8割は太陽光発電の発電した電気で暮らすことができると考えております

また蓄電池を取り付けることで、停電したときに自分の家で発電した電気を使うことができるのでもしもの時の対策にも一役かってくれますよ

みみたろ夫婦

蓄電池があれば普段の電気代を削減できて、震災時の対策にもなりますね!

おしながき

太陽光発電で使わない電気代を売電しても買取金額が安い

過去10年間の売電価格のグラフ
2012年~2022年の売電価格の価格変化

2012年の売電価格は1kWhあたり42円だったのですが、現在2022年の売電価格は17円です。みみたろ夫婦は太陽光発電を取り付けたのが2021年なので、10年間は1kWhあたり19円で売電することができます

10年前よりも売電価格が下がっているのに太陽光発電を取り付けてから10年後は再生可能エネルギー普及を高めるための国の制度FIT(固定価格買取制度)が終了してしまうのでさらに売電価格は下がってしまいます

みみたろ夫婦

太陽光発電を取り付けてから10年までの間に蓄電池を取り付けることを目標にすることがおすすめです

おそらくこれからも固定価格買取制度の買い取り金額は減少してしまう可能性が非常に高いので、買取にはあまり期待せずに発電した電気は自己消費する感覚でいたほうがいいでしょう

【関連記事】太陽光発電を検討するなら知りたい固定価格買取制度について

売電価格が下がっているのに太陽光発電を取り付けるメリットはあるの?

パパまるハウス平屋のソーラーパネル

そもそも売電価格が下がっているのに、太陽光発電を取り付ける必要があるのかという疑問を持った方も多いのではないのでしょうか

これは正直なところ考え方次第ではないかと思います

例えばガスと電気の併用である場合、個人的には太陽光発電を取り付けないで蓄電池のみを設置して電気代が安い深夜電力で蓄電して昼間の電気代が高い時間を賄うというのもいいのではないのでしょうか

我が家はオール電化ですので、料理をしたりお風呂を沸かしたりするのもすべて電気でおこなっております

お風呂は電気料金の安くなる深夜電力を活用して沸かすので、ガスでお湯を沸かすよりも安い傾向にありますがIH調理はガスでの調理とさほどランニングコストは変わらない印象があります

太陽光発電を取り付けてメリットのあるかたは、住む地域がプロパンガスの家庭でオール電化のほうが光熱費を下げることができる見込みがある家庭です

みみたろ夫婦

都市ガスが通っているような地域であればガスと電気の併用でも良いかなと思います!
電気代を下げたり、震災の計画停電などの対策のために蓄電池は有効だと思います

【関連記事】太陽光発電だけを取り付けるメリットはあるの?

太陽光発電と蓄電池を併用する3つのメリット

充電してる電池

太陽光発電と蓄電池を併用するメリットは主に3つあります

  • 震災時に停電したとしても非常電源をとることができる
  • 日が沈んだあとでも充電した電気で家庭内の電気を賄うことができる
  • 電気代が高い時間帯に電気を自家消費することで節約できる

主にメリットのあることといえば、太陽が沈んだ後の電力も蓄電池にためた電力で自家消費ができることではないでしょうか

オール電化の家庭は深夜にお風呂のお湯をエコキュートで沸かします。そのため、深夜電力が安くなるような電力プランを契約することが主流です

昼間は太陽光発電で発電した電力をリアルタイムで使うことができるけど、日が沈んでしまうと蓄電池が無いと発電した電気を使用することができません

でも深夜電力を使用できる時間帯は夜の23時からなのが多いので、17時から23時の間に家で過ごしている時間帯は蓄電池がないと割高な電気代になってしまいます

みみたろ夫婦

震災があった時の非常電源として設置しておくと安心感がありますね!

震災などで停電したときに非常電源として使うことができる

太陽光発電と蓄電池を併用するメリット1つ目は、停電してしまったときの非常電源として使うことができることです

10年以上も前になりましたが、東日本大震災のとき震災の影響で計画停電が続いてしまう事態になってしまったことがありました

あの頃はオール電化の家庭は少なく、大変ではありましたがガスは使用することができていました

オール電化の家庭は電気が使用できないと、お湯を沸かしたり調理したりすることもできません

現在我が家ではカセットコンロと石油ストーブを常備していますが、蓄電池を所持していた方が普段と同じ生活を送ることができるので安心感は大きいと思います

日が沈んだ後でも蓄電池に溜めた電気を利用して自家消費できる

太陽光発電と蓄電池を併用するメリット2つ目は、日が沈んでしまった時間帯でも日中に溜めた電気を蓄電池から使うことができるというところです

太陽光発電だけを所有していると、発電した電力を使用できるときはソーラーパネルに日の光が当たっていて発電をしているときだけで使用しなかった電気はすべて売電されます

しかし現在の売電価格は10年前と比較すると半分以下の17円で買い取りされます

現在の電気を購入する金額を考えると、自家消費をして電力会社から購入する電力量を減らしたほうが節約に繋がると言えるでしょう

電気代が高い時間帯の電気使わないことで節約できる(ピークカット)

太陽光発電と蓄電池を併用するメリット3つ目は、電気代が1日のなかでもっとも高い時間帯の電力を太陽光発電で蓄えた電力で賄うことで節約に繋げることができることです

電気代が高い時間帯の電気使用量を減らすことをピークカットといいます

みみたろ

エコキュートにもピークカット機能が付いていて深夜電力でお湯を沸かす作りになっています

オール電化の家庭はエコキュートで電力を多く使うので、日中の電気代が割高で深夜の23時以降の電力が下がるプランに入っている家庭がほとんどです

そのため、日の入りをしてしまった17時から23時の間に使用する電力は太陽光発電があったとしても蓄電池が無い場合は割高な電力を使用する必要があります

この時間帯は家に家族が帰ってきていて、お風呂の後にはドライヤーを使用したりエアコンを使用したりと電気を使うことの多い時間帯です

食洗器や洗濯機は予約運転をすれば深夜電力を使用することは可能ですが、時間帯によって電気の使い方を気にする生活は疲れてしまいますよ

太陽光発電や蓄電池を設置するデメリットも理解しよう

不満

太陽光発電を取り付けるメリットはもちろんありますが、デメリットもあることを理解しておきましょう

  • 太陽光発電を・蓄電池を取り付ける費用が負担になってしまう
  • 設置スペースを確保する必要がある
  • 家庭用蓄電池の寿命は7~15年と短い

まず始めに取り付けるときに直面することになることであろうデメリットは、太陽光発電と蓄電池を取り付けるための費用が高いということです

2014年までは太陽光発電を取り付ける費用に補助金が出ていましたが、現在は終了しています。しかし地域によっては自治体から補助金が出ている場所もありますので住まう予定の地域のホームページを確認することをおすすめします

そして蓄電池を設置する場合、住宅用の定置型蓄電池だとしてもエアコンの室外機2台分のスペースが屋外または自宅内に必要になることも認識しておく必要があります

その大きな蓄電池も永久的に使えるものではなく、長くても15年程度で交換をする必要があります。その蓄電池の費用をペイできるのか、購入前にシュミレーションをしておくことが大切です

太陽光発電と蓄電池を設置するための費用が高い

太陽光発電と蓄電池を両方取り付けようとすると直面するデメリット1つ目は、設置するための費用が高いことです

しかし、売電価格が今の2倍ほどだった10年前よりも太陽光発電の取り付け費用がかなり安くなりました

みみたろ夫婦

パパまるハウスで家を建てたときにソーラーパネルを取り付けた価格は100万円程度のオプション価格でしたよ

実用化した当初は200万円以上の費用がかかったそうですが、それを考えると半分くらいになっていますね

2022年現在、電気代はが高騰している傾向にありますのでオール電化の家庭でどのくらいの電力がかかるのかだったり、停電したときの安心感のための費用として受け入れることができれば良いかなと思っています

設置することで補助金はもらえるの?

2014年までは補助金が出ていましたが、わたしたちが建てたタイミングでは補助金はありませんでした

しかしこれは私たちのタイミングが悪かっただけで、2021年はFIT制度を活用しないことを条件に補助金制度があったようです

2022年も先着だと考えられますが、補助金制度が始まる可能性はおおいにあります

現在はFIT制度を利用して売電価格を10年間1kWhあたり17円を補償してくれますが、保証金額が低いので補助金制度とのタイミングが合うのであれば検討することをおすすめします

売電価格は半分以下に下がったが、10年前よりも設置費用は安くなった

エアコン室外機2台分程度の設置面積が必要

太陽光発電で発電した電気を自宅で晴れてる日以外にも自家消費したい場合は、蓄電池を設置する必要があります

自宅用の蓄電池は屋外または室内に取り付けるのですが、設置する面積に室外機2台分の場所が必要です

蓄電池の寿命を長く使いたい場合は、室内に取り付けたほうがバッテリーには優しいですけどなかなか室内に取り付けない家庭もあると思います

その場合は、できるかぎり蓄電池を外に設置するときは日陰に取り付けることが大切です

【関連記事】蓄電池の設置場所おすすめのポイントと気を付けることは?

蓄電池の寿命が最長15年と短い

蓄電池の設置の最大のデメリットとしては、蓄電池の寿命が7~15年と比較的短命なことです

これは住んでいる地域、室内なのか屋外なのかなどさまざまな要因で蓄電池の寿命は変化します

屋外用の蓄電池の耐えられる温度が-20から40℃になっているのが多いので、寒冷地では寿命は短命になってしまうでしょう

夫氏

スキー場で携帯のバッテリーがすぐになくなるような現象と同じですね

そのほかにも、海沿いの地域で潮風をうけるような地域は金属が腐食してしまうのでそういう地域は外に設置することは難しいです

太陽光発電と蓄電池についてのまとめ

パパまるハウス平屋のソーラーパネル

太陽光発電だけだと日中しか発電した電力は使えない

家を建てるタイミングで太陽光発電を取り付けたい気持ちがある場合は、そのタイミングでソーラーパネルを取り付けることをおすすめします

理由としては、取り付ける費用を住宅ローンと一緒に含めることができるところが最大のポイントですね

蓄電池の設置は太陽光発電でどのくらい自分の家庭で発電できているのかしっかりと確認して、昼間に電力を使用して消費しながらでも蓄電できる電力があるか確認してからでも遅くないと思います

あなたの住んでいる地域の日照時間や本当にソーラーパネルに太陽が当たるのか、見極めましょう

蓄電池を取り付けると自家消費できるところが最大のメリット

蓄電池を取り付けることの最大のメリットは、太陽光発電した電力を余すことなく自家消費することができることです

現在電気代は上昇傾向にあるけど、売電価格は下がっています

蓄電池を取り付ける初期コストは高いですけど、停電したときに対処できるようにするためにも蓄電池を取り付けることを考えることをおすすめします

普段の電気料金もほとんど太陽光発電した電力で自宅の電気代はまかなうことができると思うので、普段生活している光熱費を限りなく少なくすることができます

太陽光発電と蓄電池を取り付ける価格は高いが10年前よりは下がった

太陽光発電した電力を電力会社に売電する価格は10年前1kWhあたり42円だったのに対して、現在は17円と半分以下になってしまいました

これだけを考えると太陽光発電を取り付けるメリットは何も無いようにも感じますが、実は太陽光発電や蓄電池を取り付ける初期費用は年前よりもかなり低くなりました

日の当たりやすいような地域や環境、オール電化で電気をかなり使うような家庭なのであれば検討をおすすめします

我が家は太陽光発電を取り付けてホントによかったと思っています

みみたろ夫婦
Z空調の平屋暮らし
2021年7月から「パパまるハウス」で建てたオール電化の25坪平屋で片田舎暮らしをしている節約夫婦

コメント・情報交換の場所(お気軽にどうぞ)

コメントする

おしながき