Z空調以外のエアコンでも、冷房運転や除湿運転をするとエアコン内部が結露してしまうことがよくあります
なぜ結露してしまうのかというと、夏の高温多湿な空気を冷やしているので温かい間は気体として保つことができた水分が温度がさがることによって気体を保てなくなりそれが液化して結露になるのです
除湿運転はまとわりつくような空気中に含む水分を取り除くための運転方法なので、結露しやすくなります
しかし結露で濡れてしまったエアコン内部やダクトをそのままにしておくとカビの原因になり、ニオイが発生してしまいます
濡れているエアコン内部やダクトをそのまま放置してしまうとカビやニオイが発生してしまうので、それを予防するために内部クリーン運転というものがダイキン製エアコンには備えられています
- Z空調のダイキン製エアコン内部クリーンの設定方法のやり方
- ダイキン製エアコンで内部クリーンを設定したときのランプ点灯について
- ダイキン製エアコンの内部クリーンを途中で停止するとどうなるのか
- 内部クリーンは暖房運転のときに作動するのか
- エアコンのフィルター掃除について
Z空調に使用しているダイキン製エアコンには内部クリーン運転機能がついていますが、購入・引き渡しされたときには設定されていません
そのため内部クリーン運転を設定する必要があります
内部クリーン運転はZ空調の取扱説明書を確認すると推奨されている機能なので、冷房運転や除湿運転をするときには設定しておくことをおすすめします
ダイキン製エアコンの内部クリーンとは
Z空調に使用しているエアコンには内部クリーンモードが備えられています
引き渡しされたときには設定されていないですが推奨されているので、自分で設定しましょう
エアコンで冷房運転や除湿運転をするとどうしても冷やすときに温かい空気のときには水蒸気を保つことができていた空気が液化してしまうので結露してしまいます
内部クリーンは、エアコン内部が結露で濡れてしまったことでカビやニオイが発生するという原因を乾燥させて予防するための機能です
- 内部クリーンとは冷房・除湿運転をして結露してしまった水分を乾燥させる機能
- 内部クリーンを1回使用すると2~4円の電気代がかかる
- 結露を乾燥させることでカビや臭いの予防につながる
冷房運転・除湿運転で結露したエアコンやダクトを乾燥させる機能
エアコンで冷房運転や除湿運転をするときは、空気を冷やすときに結露してしまうことがあります
これは外気温に対して冷房運転の設定温度を低く設定してしまうと特に結露が発生しやすくなります
除湿運転は空気中に含まれている水分を取り出すための運転なので、特に結露しやすい運転なのは覚えておきましょう
「内部クリーン」 とは、冷房や除湿 ( ドライ )で濡れた室内機の内部を乾燥させて、カビやニオイの発生を抑える機能です。運転停止後に送風や暖房運転をおこない内部を乾燥させます。(約80~140分後に自動で止まります)
ダイキン工業Webサイトより引用
Z空調に使用されているダイキンの公式サイトによると、結露で濡れてしまったエアコンの内部を乾燥させる機能と記載されていて、冷房または除湿運転終了後に120分間送風運転や暖房運転をして乾燥させます
暖房運転をすることで結露してしまった水滴も空気が暖かくなることで空気中に水分を保つことができるからです
屋外温度が24℃以上高いときは暖房運転はしないと取扱説明書には記載されていましたので基本的には送風運転をしていると考えていいでしょう
内部クリーンは1回あたり2~4円の電気代がかかる
内部クリーンモードを使用するときには、1回あたり2~4円の電気代がかかります(電気代単価27円/1kWhの場合)
現在電気代は取扱説明書に記載されている電気代よりも1kWhあたりの電気単価が高くなっているのでおそらくもう少しだけ高いと思われます
カビや臭いの予防には必要な電気代ですね
結露によるカビや臭いの発生を予防することができる
内部クリーンモードは結露で濡れてしまったエアコン内部やダクトを乾燥させるための機能であり、ホコリやカビを取り除く機能ではありません
Z空調の取扱説明書にもこのような記載がありました
エアコン内部を乾燥させて、エアコン内部のカビやニオイの発生を抑えます。付着したホコリやカビを取り除く機能ではありません
Z空調の取扱説明書19ページより引用
あくまでカビやニオイが発生しないための予防であり、発生してしまったものは取り除くことは難しいです
綺麗な状態でエアコンを使用するためにも予防はとても大切ですね
結露以外にも、エアコンのフィルター掃除も大切ですよ!
Z空調-ダイキン製エアコンの内部クリーン設定方法
Z空調に使用しているダイキン製エアコンには内部クリーン機能が備わっています
しかし引き渡しのときには設定されていないので、エアコンを利用しているかたが自分で設定をする必要がありますので忘れずに設定をしましょう
内部クリーンモードは1度設定すれば解除しない限りは冷房運転または除湿運転をして運転を停止したときに自動で結露したエアコン本体とダクト内部を乾燥してくれます
設定方法は簡単なので、この記事をみながら設定しましょう
- エアコンの運転中に内部クリーンボタンを2秒以上押す
- 内部クリーンのマークがリモコンに表示されているのを確認する
エアコンが運転中に内部クリーンボタンを2秒長押しする
内部クリーンモードを自動設定する操作はエアコンが運転中にのみ有効です
運転方法は冷房運転・暖房運転・除湿運転どの運転方法をしていても操作は可能です
エアコンが運転しているのを確認したら、リモコンの蓋を下へスライドさせます
リモコンの蓋をスライドさせると、上の写真のようなボタンが出てくると思うので赤枠で囲ってある内部クリーン(eのようなボタン)を2秒以上押してください
リモコンを操作するとピッという反応した音がでたらOKです
ダイキン製エアコンに内部クリーンのランプが点灯しているのを確認する
ダイキン製エアコンは4つのランプが緑色に点灯して、エアコンの本体がどのような運転になっているのかを確認することができます
エアコンを運転中に内部クリーン設定をオンにしたら上の簡略図のように、運転と内部クリーンランプの2つが点灯します
内部クリーンが緑色に点灯していなかったらもう1度やりなおしてみてください
これは余談なのですが、もし運転ランプが点滅していたらエアコンは運転していない状態です
雷が落ちたり、停電したりするとエアコンが異常を感じて停止をしています
そういうときには、リモコンで1度運転を停止してからもう一度つけてみてください。緑色に運転ランプが点灯し続けているのが正常です
設定が完了するとリモコンを確認すると内部クリーンのマークが表示される
内部クリーン機能をエアコンに設定が完了するとリモコンの右上に内部クリーンのボタンと同じeのようなマークが表示されます
このマークが表示されているとエアコンが内部クリーン設定されているよ!
エアコン本体のランプを確認することが1番正確なのですが、リモコンにも内部クリーン設定をするとマークが表示されることを頭の片隅に覚えておきましょう
内部クリーンを途中で止めるとどうなるのか
内部クリーンは冷房運転または除湿運転を停止するとき、しっかりと設定していれば自動でエアコン本体とダクト内部を乾燥させるために送風運転をしてくれます
エアコンの運転を停止したときに、エアコン本体の運転ランプが内部クリーンのランプだけが点滅している状態になります
内部クリーンのランプが緑色に点灯していたのが点滅をしていたら内部クリーンをしている証拠ですね
内部クリーン運転は中断することができて、運転中に運転/停止ボタンを押すと内部クリーン運転を中断することができます
エアコンは結露している可能性が高いので、カビとニオイの予防のためにも中断しないことをおすすめします
内部クリーン運転は120分経過すると自動で止まってくれる機能です
外出するから運転を停止させたいなどの気持ちもわかりますが、カビや臭いの予防のためにも結露したエアコンやダクトを乾燥させて予防することが大切です
- 内部クリーンは開始して120分経過すると自動で運転を停止する
- 内部クリーンはエアコンの結露によるカビや臭いの発生を乾燥させて予防するための機能
- 内部クリーン運転中に停止することはできるが、推奨しない
結露してしまったエアコンやダクトにカビや臭いが発生する原因になる
冷房運転または除湿運転をすると、結露が発生しやすくなります
結露してしまう理由は相対湿度と温度差にあり、空気は温度が高いほど空気中に水分を含むことができて冷たくなるほど水分が気体を保つことができなくなります
上の図のように30℃だった空気を除湿をしていない状態で温度だけ下げてしまうと、空気中に含むことのできる水分量が減ってしまいます
空気中に含むことができなくなってしまった水分がどうなってしまうのかというと、それが結露なんです
エアコン内部が結露してしまうと、その空気を運んでいるダクトにも水滴がとんでしまいそのままにしておくとカビが発生してニオイの原因になります
内部クリーン運転は中断・停止できるけど推奨しない
内部クリーンをしているときに、運転/停止ボタンという丸い大きなボタンを2回おすと内部クリーン運転を停止することができます
しかし内部クリーン運転を途中で停止させてしまうということは、本来乾燥させるために必要な時間運転していないということなのでエアコン内部やダクト内部が濡れたままになっているかもしれません
髪の毛を乾かすドライヤーも中途半端だと濡れていることがあるのと一緒ですね
- 誤作動で内部クリーンを停止してしまったとき、手動でつけることはできますか?
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可能です。エアコンの運転が停止しているときにエアコンにリモコンをむけて内部クリーンボタンを2秒以上長押ししてください。すると内部クリーン運転が再開させます
内部クリーンは120分運転したら自動で停止する
内部クリーン運転は開始してから120分送風運転または暖房運転をしたあとに自動で運転を停止します
自動で運転を停止してくれるため、外出する直前にエアコンの運転を停止したとしても帰ってきたときには内部クリーン運転を終了して停止していますので安心してください
特に共働きなどで日中に家族が家に居ない場合は、日中だけ冷房運転を停止するかたもいると思います
梅雨の季節に室内のまとわりつくような湿度がイヤで除湿運転をするかたもいるでしょう
Z空調のエアコンをそういう感じで運転をする家庭には特に内部クリーン運転は必要だと考えられます
暖房運転をしているときは内部クリーン運転は作動しない
内部クリーン運転の設定を冬の暖房運転をしているときに設定したかたはビックリするかもしれないので、お伝えします
暖房運転をしているときには、エアコンの運転を停止しても内部クリーン運転は作動しません
なぜかというと、暖房運転をしているときはエアコンが結露することはないからです
そもそも結露というのは、空気中の水分が温度がさがることで気体を保つことができなくなり水滴になってしまうためおこるものです
暖房運転のときには空気を温めているので、空気中に含むことができる水分量が増えるので水分が足りなくて乾燥する場合がほとんどです
氷の入ったコップは結露するけど、温かい飲み物を入れたコップは結露することはないですよね
暖房運転をしているときに内部クリーン運転を設定したとしても、夏に冷房運転に切り替えたときにはしっかりと作動しますので安心してくださいね
Z空調のエアコンフィルターの掃除方法
内部クリーン運転はエアコン内部が結露で濡れてしまった内部を乾燥させるための機能であり、ホコリやカビを取り除く機能ではありません
当然、ダイキン製エアコンのフィルター掃除をする必要があります
エアコンフィルター掃除をする目安はZ空調の使い方ガイドによると2週間に1度おこなうことが推奨されています
Z空調のエアコンはダイキン製の天井に埋め込まれているタイプのエアコンを使用しているので、脚立が必要になります
高いところが苦手でなければ女性でも簡単に掃除をすることは可能ですので、安心してくださいね
- エアコンの電源をオフにする
- エアコンのカバーのツメを4つ外し、カバーをひらく
- フィルターの両サイドにある2つのフックを回してフィルターを取り出す
- 取り外したフィルターを掃除機で吸い取るまたは水洗いをする(中性洗剤を薄めた物の使用も可)
- 水洗いをした場合は自然乾燥(陰干し)をする(掃除機で吸い取った場合は不要)
- フィルターの側面に書いてある矢印が上を向くように元に戻す
- 取り外したときと逆の手順で両サイド2つのフックを元に戻して固定する
- エアコンのカバーを戻し、ツメを4つ止めたら完了
- エアコンの電源をオンにする
Z空調のエアコンフィルター掃除の方法は下の記事でも詳しく紹介していますので、詳細はこちらをご覧ください
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